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Newsmax G7サミット 敵国の前で米国の危うさを披露したバイデン 世界はどう見るのか?

6月17日、NewsmaxはフレデリックH.フライツ(Frederick H. Fleitz )氏のオピニオン記事、

「バイデンの無意味なサミットはアメリカの安全保障を後退させた」

を報じました。

オピニオン記事寄稿者:
フレデリックH.フライツ

Frederick H. Fleitz
元米国政府高官
ワシントンD.C.ベースのシンクタンク
セキュリティポリシーセンター社長兼CEO

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Newsmax公式記事はこちら

翻訳に関する注意事項

「バイデンの無意味なサミットはアメリカの安全保障を後退させた」

どう見ても、ジュネーブでのバイデン・プーチン首脳会談は、アメリカの利益と人類の安全に対する実質的な後退でした。

バイデン大統領は、「前向き」で「良い」会談だったと述べました。

予想通り、バイデンはプーチン大統領にロシアの違反一覧表を読み上げ、両国間の安定した予測可能な関係と、特定のインフラストラクチャーへのサイバー攻撃を禁止する処置をロシアに求めました。

両大統領は、両国の新たな軍備統制、サイバーセキュリティー、および大使の入れ替えについて協議することに合意しました。バイデンは、ロシアの野党党首であるアレクセイ・ナワルニー( Alexei Navalny )等による人権侵害を提起したと述べています。

アレクセイ・ナワルニー
Alexei Navalny

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これらは前向な議論であったものの、残念ながら、今回のサミットの重要な側面ではなかったため、サミット後の両大統領の記者会見では影が薄れていました。

バイデンは、だらだたとしたメディア会見の中で、プーチンに一連の問題を明確に要求し、ロシアによるサイバー攻撃があってはならない米国のインフラストラクチャーのリストを渡したと述べました。

バイデンのコメントは、無気力で神経質で、防御的でさえあり、時には理解できないものでした。会見後、CNNの記者が彼にやや難しめの質問をした際、バイデンは癇癪をおこしています。

対照的に、サミット後の記者会見でのプーチンは、有能で自信を持っていたように見えました。会談の冒頭で「敵意はない」とバイデンに述べ、それは「建設的」であり、お互いを理解したいという指導者らしい希望を示していました。

しかし、プーチンはまた、ロシアのプロパガンダを引き裂くことを促進し続ける、バイデンの批判を完全に拒絶していることを明らかにしました。彼はナワルニーとその運動の迫害を否定し、プーチンの政敵は(バイデンのように)大衆の混乱を要求した、本質的な過激派であったと述べました。

また、昨年アメリカで起こった、ブラック・ライブズ・マター(BLM)運動による「無秩序、破壊、法律違反」などを非難し、ロシア政府は国内での暴動を防ぐためにナワルニーの運動に対して行動したと述べています。

加えてプーチンは、ナワルニーがアメリカのエージェントであることをほのめかし、ロシアが望まない反政府「政治組織」を、米国議会が支援していると非難しています。

クレムリンの指導者は、1月6日に米国議会議事堂で暴動を起こした人々を非難し、逮捕された多くの人々は政治的および法的迫害の犠牲者であると述べました。

最近の米国に対するサイバー攻撃の件で、プーチンはロシア政府が彼らの背後にいることを否定しました。プーチン大統領はまた、米国がロシアで活動していると信じるハッカーによるサイバー攻撃に関する情報をロシア政府に要求しているが、ロシア政府が米国側のロシアに対するサイバー攻撃に関する情報を要求したことへの、米国の返答を受け取っていないことを指摘しました。

ロシアの指導者はまた、バイデンがABCニュースに「プーチンは殺し屋」の発言を遡るように呼び掛けたと主張しました。

ホワイトハウスは、実際にあったとしても、この呼びかけを認めていません。プーチン大統領はバイデンの説明に満足し、その後、人権侵害で米国を罵倒し、米軍がアフガニスタンとイラクでの民間人殺害の責任を負っていると非難しました。

プーチンはこの論争に、「誰がその責任を負いますか?殺人者は誰ですか?」と付け加えました。


出典元

このサミットの光景から、米国がどのような恩恵を受けたかを知るのは難しいです。

バイデンの支離滅裂で、よぼよぼのパフォーマンスは、世界中の膨大な数の聴衆に彼を弱く見せました。バイデンが彼の「殺人者」の発言を遡らさせたというプーチンの主張は、それ以降、バイデンを混乱させ、彼を言葉に責任を取らない男にし、特にダメージを与えました。

一方、プーチンは強くて反抗的でした。

彼はサミットをうまく利用して適切に見えましたが、この巨大メディアの機会をつかって、彼の国と米国についての乱暴な偽情報を促進しました。

米国が弱いと認識されたとき、私たちの敵は大胆になります。

この不必要な首脳会談は、この認識を促進し、米国の利益を世界的に弱体化させ、米国の敵を支援することを決意した国家の指導者を強化するでしょう。

バイデンは、彼が年老いていることと、外国の敵の前に米国の代表としてふさわしくないことを、世界に示しました。

 彼はプーチンに大きな外交的勝利を与え、その見返りにアメリカのために何も得ませんでした。

以上。

Newsmax公式記事より

WAU MEDIA翻訳者コメント:

ここまで読み進めていただいた方の貴重なお時間に心から感謝いたします。

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