写真は、2021年10月19日、イギリス・ロンドンの科学博物館で開催された「グローバル・インベストメント・サミット」で講演するビル・ゲイツ氏。(Photo by Leon Neal – WPA Pool/Getty Images)
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米国時間01月13日FOX BUSINESS
by ポール・ベスト
Paul Best
日本語解説:WAU
「ビル・ゲイツ:コロナ・ワクチンは『2つの重要な点が欠けている』と指摘」
オミクロンの登場で、コロナは「インフルエンザ」のようになるかもしれない
ポール・ベスト氏の記事によると、コロナ・ワクチン開発とパンデミック対策に17億5000万ドルを寄付したビル・ゲイツ氏は今週、現在入手可能なワクチンは重症化や死亡を防ぐものの、耐久性が十分ではなく、感染を防ぐ能力を高めるべきだと述べたと言います。
フォーブス誌の純資産額が1,359億ドルに上るマイクロソフト社の創業者は、エジンバラ大学医学部の国際公衆衛生学部長であるデヴィ・スリダール氏とのツイッターでこのような発言をしています。
ゲイツ氏は、パンデミックを終息させるために最も大きな違いは何かという質問に対して、
「今あるワクチンは重症化や死亡を非常によく防いでいますが、2つの重要な点が欠けています」
と述べ、パンデミックを終わらせるためには何が一番重要なのかという質問に対しては、
「まず、現在のワクチンは、まだ再感染を許しており、その効果期間も限られていますので、再感染を防ぎ、何年も持続するワクチンが必要なのです」
と答えています。
最近のコペンハーゲン大学の研究によると、CDCは米国での新規感染者の98.3%を占めるオミクロン変異体が急速に広がったのは、以前の変異体に比べてワクチンや事前の感染によってもたらされる免疫をうまく回避する能力があるためであると考えられています。
ゲイツ氏は、オミクロンが世界の他の国々で主流になるにつれ、医療システムにも影響が出るだろうと述べていますが、保健当局がインフルエンザなどの流行ウイルスと同じようにコロナの扱いを始めることができるかもしれません。
ゲイツ氏は、
「オミクロンがある国を通過すると、その年の残りの期間は患者数が大幅に減少するはずなので、コロナは季節性インフルエンザと同様に扱われるようになるでしょう」
と火曜日に語っています。
写真は、2021年11月23日(火)、ドイツ・ベルリンの予防接種バスで、コロナ・ウイルスに対するファイザー社のワクチンを注射器で吸引する従業員。ドイツはコロナウイルスの感染者数の増加と戦っている。(Kay Nietfeld/dpa via AP)
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スペインのペドロ・サンチェス首相は今週、ヨーロッパの指導者たちに、コロナをパンデミックではなく、風土病のウイルスとして扱い始めるよう促し、スペインの保健当局がインフルエンザと同じように、まもなくこのウイルスの追跡調査を開始すると述べています。
ペドロ・サンチェス首相
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英国の元ワクチン配備担当大臣で、現在は教育大臣を務めるナディム・ザハウィ氏は、日曜日のスカイニュースで、
「英国がパンデミックからエンデミックへの移行方法を世界に示す最初の主要経済国の一つになることを期待している」
と語っています。
ナディム・ザハウィ氏
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ゲイツ氏は2015年、パンデミックの脅威を警告する先見性のあるTEDトークを行い、
「今後数十年の間に1,000万人以上を殺すものがあるとすれば、それは戦争ではなく高度な感染力を持つウイルスである可能性が高い」
と述べ、彼の慈善団体であるビル&メリンダ・ゲイツ財団は、パンデミック対策とコロナ・ワクチンの開発に17億5000万ドルを寄付しています。
CDCのデータによると、米国の5歳以上の人口の約3分の2がコロナの完全なワクチンを接種しており、79.2%が少なくとも1回の接種を受けており、また、18歳以上の完全接種者のうち、39.8%がブースター接種を受けていると言います。
以上。
ただし、未だに今後、コロナワクチンによる、人体への長期影響に関しては全く不明な状態であることもまた事実です(日本語解説者の個人的な意見
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翻訳者からのコメント:
ここまで読み進めていただいた貴重なお時間ありがとうございます。記事が面白いと思っていただきましたら、是非、SNSにシェアしてくださるとありがたいです!