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フォックス・ビジネス「イーロン・マスク、SNSで『世界の飢餓の解決のため株式を売却してはどうか』という声に、返した言葉の意味とは」

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米国時間11月01日フォックス・ビジネス

by エドモンド・デマルシェ
Edmund DeMarche

日本語解説:WAU

イーロン・マスク、SNSで『世界の飢餓の解決のため株式を売却してはどうか』という声に、返した言葉の意味とは

日曜日、テスラ社の創業者で、純資産が3,000億ドルに迫るイーロン・マスク氏に対し、ソーシャルメディアユーザーからの「世界の飢餓を解決するために株式を売却してはどうか」という声が上がったことに多くの反響がありました。

それを受け、早速、国際連合世界食糧計画の責任者であるデビッド・ビーズリー氏は、

「億万長者は今すぐ行動を起こす必要がある。このままでは文字通り死んでしまう4,200万人の人々を助けるために、60億ドルが必要なのです。複雑なことではありません」

と述べ、これには特にマスク氏とアマゾンのジェフ・ベゾス氏が該当することになります。

デビッド・ビーズリー氏

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ビーズリー氏のコメントに対し、マスク氏は、そんな単純な話ではないとし、あるAI研究者の、

「国連が2020年に84億ドルを調達した」

との投稿したことを指摘し、

「そのときはなぜ世界の飢餓を解決しなかったのか」

と資金の扱い方について問いかけています。

Fox Newsは、国際連合世界食糧計画のサイトには、必要な額にまだ53億ドル足りないと表示されいるため、同機関に質問していますが、すぐに回答を得ていません。

マスク氏は、

「国連プログラムが60億ドルで世界の飢餓を解決する方法をこのツイッターのスレッドで正確に説明できるなら、私は今すぐテスラの株を売ってそれを実行する」

とツイートし、透明でオープンな会計を公に呼びかけています。

この投稿は、一部の民主党員によって、バイデンの「Build Back Better」法案の資金調達のために億万長者に協力してもらい、公平な負担をしてもらおうとネット上での議論を巻き起こしています。

多くの場合、エチオピア、イエメン、アフガニスタンなどの国々では食糧危機が発生しており、食糧を必要としている人々に食糧を届ける行為は、政府からの抵抗を受けており、先週の国連の発表によると、

エチオピアのティグライ州に向かう援助物資のフライトが、同州の首都メックエルへの空爆のために引き返さざるを得なかったとのことです。

国連によると、封鎖が始まってからティグライ州に入ったのは、必要な援助のわずか14%で、医薬品はほとんどなかったとの報告があります。


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写真は、地球温暖化問題や食糧危機による人類滅亡への対策の欠如に抗議する市民運動団体「Extinction Rebellion」のメンバーからの抗議が予想されるのを前に、ダブリンの議会議事堂の外にいるエチオピアのティグライ出身者のグループ。写真:2021年9月15日(水)。(Photo by Niall Carson/PA Images via Getty Images)

以上。

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