5月9日、FOXニュースはタッカー・カールソン(Tucker Carlson)氏のオピニオン記事、
バイデン政権の経済政策は電気や中小企業がなくなることを意味しますが、アマゾンはあなたに賃金をもっと支払うでしょう
を報じました。
原文記事執筆者
タッカー・カールソン
Tucker Carlson
テレビジャーナリスト
FOXニュースレギュラーコメンテーター
Photo出典元
FOXニュース公式記事はこちら
バイデン政権の経済政策は電気や中小企業がなくなることを意味しますが、アマゾンはあなたに賃金をもっと支払うでしょう
ジャネット・イエレンは、インフレは問題ないと主張していますが、なぜ消費財の価格が上昇しているのでしょうか?
ジャネット・イエレン
Janet Yellen
現米国財務長官
第15代連邦準備制度理事会(FRB)議長
もしも 、全ての人の人生は大切ではないと言ってるのと等しいような、険悪で無知なイデオロギーグループに、アメリカ経済の鍵を渡したら一体何が起こるでしょうか? 皆さんは言い当てる必要はありません。 なぜなら、 現ホワイトハウスの下で、私たちの周りの全てに、経済が危険で当てにならないものなりつつあることが、今、顕在化しているからです。
ここに一つの例があります。本日、政府の公式雇用数が発表されました。 「失業率は上昇しており、予想をはるかに上回っています。 1,400万人近くのアメリカ人が、働きたいと言っていますが、仕事を見つけることができません。」 実は、これは古いストーリーです。
ここに新しい「ねじれ」が加わります。
失業率が上昇し、働いてる人が少なくなっているまさにその瞬間に、アメリカ企業は従業員を見つけることができないと言ってます。 ほんとうに見つけることができないのです。 近くのショッピングモールに行くと、「求人広告」がいたるところに貼られてます。
レストランは雇う人が見つからないので閉店しています。 製造工場も同様です。 つまり、アメリカでは労働者は多過ぎるのに、働く人が少な過ぎるのです。 なぜそのようなことが起こるのでしょうか?
次の質問です。
全ての消費財に何が起っているのでしょうか? 生活必需品の多くは、これまでになかったほど高価になりました。 現実にインフレが急速に進んでいるのです。 その一方で、多くの製品が無くなってしまいそうです。
現在、米国では、特に鶏肉、発電機、屋根材、製材、ケチャップ、自転車、おむつ、弾薬、自動車、プラスチック、電化製品、塩素、豚肉、プロパンのタンクが不足しています。 これが平時に起きているのです。私たちは外国での戦争に駆り出されている訳でもありません。
しかし、今夏はガス不足に備える必要があるという報告が多く寄せられています。
なぜこのような事が起こっているのでしょうか?
「経済がとても素晴らしいからです」 と、政府は言っています。
CBSアンカー:今週、米国経済がさらに活気を取り戻している兆候が見られました。 それはバイデン大統領の新しい政府支出として数兆ドルの提案が通ることで実現します。
ジルシュレシンジャー CBS:これは本当に良いニュースです。 今週、今年の第1四半期に、経済が年率6.4%で拡大したことがわかりました。 これは巨大です!
CNBCアンカー:素晴らしい経済と、株式市場にたんまりリターンを見込めますか?
ゴールドマンのケイティ・コッホ:ベッキー、全ての人にとって良いニュースを、私たちは実際に両方を見ることになると思います。 引き続き力強い経済が見こまれており、私たちに素晴らしい株式市場のリターンが得られることが実際に準備されています。
上記、これらの金融ジャーナリズムには非常に多くの嘘があります。 誰も言いませんが、答えは明白です。
彼らは「経済は素晴らしい」と言っています。
なぜ彼らはそう言っているのでしょうか?
「株式市場は上昇します」 これは過大評価している可能性はないですか? これらの株価収益率を見てください。これを続けることができますか? 現実に基づいていますか?
ふ~、ちょっとリラックスしましょう。
但し、ガソリンは必ず買いだめしておいてください。できればおむつも。 我々はもうじき「ソビエトの食料品の棚」のように、何も商品がない陳列棚を見るかもしれません。
そして、なんにつけても、目の前にあるインフレを無視し続けています。
たとえば、
どうしてこんなことが起こっているのでしょうか?
まず、市場に多すぎる現金があるのです。 それが大きな理由です。 まやかしの貨幣を印刷しすぎると、その貨幣価値が低下します。 人々はそれが本物ではないことを理解し始め、そしてインフレにさらされます。
これは常に真実です。 誰もこれに異議を唱えません。
ホワイトハウスは気にしません。 財務長官はインフレについて心配しないようにと述べました。
それを懸念してません。
ジャネット・イエレン:私は経済が軌道に戻ると思います。 インフレが問題になるとは思いません。しかし、それを非常に注意深く見守っているのですが…インフレ問題は起こらないと思います…ご存知のように、バイデン大統領はまた、我々が期待しているように、さらに実質的な支出パッケージを制定されることを提案しています。
あ~そうですか。 ありがとう、あなたは天才です。「インフレ問題」が発生しないように、政治的一貫性を実現するために数兆ドルを使い続けてください。
ところで、視聴者のあなたはどうやって仕事を得ましたか?
政府は、あなたがこれ以上、何も得る事ができないと気づかないでほしいのです。 電気を得れない事実を知った時、あなたは相当取り乱すことになるでしょう。
サクラメントビー(米国カリフォルニア州サクラメントで発行される日刊紙)は数日前に、カリフォルニア州のエネルギー当局者が「この夏に電気を供給し続けることができると保証できない」と発表しました。
わおー、家に電気がこない!
まあ、ろうそくを使って、落とし穴トイレを掘りますので大したことではありませんと言えますか?
一方、まともなテキサスでは、ダラスモーニングニュースが、この冬に起こった州大規模停電は「浪費家の世帯」が非難の対象であると伝えています。
停電したのはあなたのせいで、間違ったタイプの家を持っていたからです。それは、寒いときには凍る風車に人々は頼らざるを得なかったので、決して愚かで破綻した再生可能エネルギー計画のせいなんかではてありません。そうです。 それは政府のせいではありません。 それはあなたのせいだったのです。 あなたの家が原因です。もっと良い家を手に入れてください。と。
最悪の材木が超高価になってます。
しかし、問題は、木材を買えても、誰が建てるのか?ということです。
失業率が上昇している中、なぜか十分な労働者がいません。 政府は「労働力不足」と言い続けています。それがおそらく国境を開放し、直ちに何百万人もの新しい外国人労働者を受け入れる必要がある理由になるからです。
この時点で今何が起こっているのでしょうか?
多分理由はたくさんあるでしょう。 米国は広大で、実に複雑な国です。
私たちが見ているものの背後にあるのは、政府が国民にお金を払って家から出ないようにしてることです。
パンデミックの正当化の下で行われたジョー・バイデンの2兆ドルに登る「コロナウイルス救済法案」のおかげで、この国の一部の人々は月に700ドルの小切手を受け取って働いてません。 全米でこれ起こっています。
毎週の失業手当が最も少ないルイジアナ州では、仕事をしなくても週に500ドル近く稼ぐことができます。 週40時間の労働では、最低賃金をはるかに上回る1時間あたり約12ドルになります。
失業手当が最も多い州では、働いていないために1時間あたり20ドル近く稼ぐことができます。
私たちは誰かを攻撃したり、怠惰な人と呼んだりしません。
人々が仕事に戻らない理由は簡単にわかります。 彼らは狂っていません。 合理的なのです。
米国の秩序なき経済は奇妙な方法で燻っています。 アメリカは先月、3億5000万人の国でわずか266,000人の雇用を創出しました。 これらを予測するエコノミストたちは、その4倍を予想していました。 数字は驚くほどひどく、CNBCでさえ最初は信じていませんでした。 彼らは放送中の再確認しなければならなかったのです。
スティーヴ ライズマン CNBC:266,000みたいです(追加された仕事が)266の数字に対しての失望は大きかったようです。しかし、これは間違いかもしれません。 局のウェブサイトを再確認させてください。 一秒後。 はい、266は正しいです。 失業率は6.1%に変化しました。
言い換えれば、アメリカ人労働者、つまり仕事をこなすことができる市民が実際に不足しているわけではありません。 政府は、次の選挙に負けず、誰からも権力を奪われることがないように、国境を開いて、有権者数を変更することを正当化できるために言っているだけなのです。
何が真実でしょうか、 繰り返しになりますが、政府は人々に働くよりも働かないように多くのお金を払っています。 それなのに、なぜ働くのでしょうか?
もしあなたが雇用主ならどうしますか? 通貨を完全に切り下げて、より多くのドルを印刷しても役に立たなくなった時、私たちはこの国の雇用主が必要になります。 そして、彼らは何をするのでしょうか?
ピッツバーグビジネスタイムズのネイト・ドーティという名前の記者がそれを調べました。 ネイトは何とかして人を雇うことができたピッツバーグ周辺の企業人と話をしました。
彼らの秘訣は何でしたか?
彼らはただ賃金を2倍にしなければなりませんでした。 1923年以来営業している「クラヴォンス・アイスクリーム・パーラー」と呼ばれる店舗では、その開始時の賃金を1時間あたり7.25ドルから15ドルに引き上げました。
彼らは時給を2倍以上にしたのです。 近くのスポーツバーは現在、ウェイターとバーテンダーに1時間あたり20ドルを保証しています。 この現象は全国の多くの場所で起こっています。 そして言うまでもなく、大企業はより多くの資金を持っているので、より効果的に競争することができるのです。
ペンシルベニア州ワシントン地区のバーガーキングは、新しい労働者に1,500ドルのボーナスを提供しています。
フロリダのマクドナルドは、就職の面接に出席するためだけの人に50ドルを与えています。
テキサスのSisuEnergyという会社は、新しいトラック運転手に週に14,000ドルを提供しています。
国内最大の民間雇用主であるウォルマートは、2月に50万人近くの従業員の賃金を引き上げました。 同社の平均賃金は現在、1時間あたり15ドルを超えています。 ある意味、それは良いニュースです。人々がもっと稼ぐのを見たいぐらいです。 もちろん、あなたもドルをもっと価値あるものにしたいと思っていますが、今はもう価値がありません。
それは私たちの長い暮らしでという意味で影響があります。 競争力のない中小企業は何百万もあるのです。 ウォルマートではなく、米国政府が労働市場に圧力をかけているため、中小企業の多くは倒産するでしょう。
そして、それらの中小企業が倒産したとき、何が残るのでしょうか?
アマゾンです。
この記事は、2021年5月7日版の「TuckerCarlsonTonight」に関するTuckerCarlsonの冒頭の解説を基にしています。
以上。FOXニュース公式記事より
WAU MEDIA翻訳者コメント:
ここまで読み進めていただいた方の貴重なお時間に心から感謝いたします。
経済学でいう「三面等価の原則」からすると、生産面、分配(所得)面、支出面から見ても国内総生産(GDP)は同じ値になると示していますので、マクロ経済学上、自然な物価上昇率の保ってる場合は、国民所得も同率に上昇し、「GDP」も同等に成長する事に繋るはずです。(注:国の供給力を需要量が大幅に上回る場合が危険なインフレ)しかしながら、タッカー氏の記事にあるように、食料、消費財、燃料、材料などの価格上昇率は凄まじい勢いで高騰しています。
これが事実であれば、明らかに危険なインフレと宣言すべきですが、アメリカ政府は「経済は順調で良い」と言っていると指摘してます。しかも、中小企業に賃上げ圧力をアメリカ政府がかけていれば、彼らの存続はこの先非常に難しくなるのは誰の目から見ても明らかです。加えて、アメリカ人を家の中にステイさせておいて、国境の開放を即し、移民を大量導入させ、選挙に勝とうとする民主党陣営の目的であることが本当なら、バイデン政府は大企業と権力維持のためにだけ存在しているといえるかもしれません。