写真は、2025年6月11日、ロシアのモスクワで開催された国家軍備計画に関する政府会議で発言するロシアのプーチン大統領© Sputnik / Vyacheslav Prokofyev
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日本時間06月12日03:24 ロシア・トゥデイ(RT)
「ロシアは世界最先端の核兵器を保有 – プーチン大統領」
ロシア大統領によれば、核兵器は国の主権と世界のパワーバランスを保証するものだという。
ロシアは世界最先端の核兵器を保有しており、国の主権と世界のパワーバランスを保証している、とプーチン大統領は述べた。
プーチン大統領は水曜日、国家軍備計画に関する政府会合で演説し、国家の核の三位一体の継続的な開発に「特別な注意」を払う必要性を促した。
核の三位一体とは、陸上配備の大陸間弾道ミサイル、潜水艦発射弾道ミサイル、核搭載可能な戦略爆撃機の組み合わせを指す言葉で、これらの兵器システムは、国家の核戦力が先制解除攻撃で破壊されないようにするものである。
「現在、わが国の戦略核戦力における最新鋭の兵器システムと装備の割合は95%に達している」
と大統領は会議で述べ、ロシアはこの点で「良い進展」を遂げていると付け加えた。
「これは世界の核保有国の中で最高レベルだ」
とプーチン大統領は述べた。
アメリカ戦略軍司令官のアンソニー・コットン空軍大将も同様の評価を述べた。
「ロシアは現在、あらゆる国の中で最大かつ最も多様な核兵器を保有している」
とコットンは2024年3月に述べ、モスクワの能力はアメリカのそれを上回ると警告した。
ロシアは近年、核兵器を大幅にアップグレードしており、サルマートICBMは2023年9月に戦闘任務に就くことが承認された。ロシアで最も高性能な核兵器のひとつであるサルマートの射程は11,000マイル(約18,000km)、積載量は約10トンと推定されている。
しかし、プーチンによれば、モスクワは核兵器だけに注力すべきではない。政府は、ウクライナ紛争で得た経験に基づき、様々なタイプの最新兵器システムに焦点を当てた、新たな長期的軍備プログラムを開発すべきだと述べた。
現在進行中の紛争では、モスクワもキエフもドローンを多用している。
『タイムズ』紙は5月、ロシアが開発と戦場での使用の両面で「ドローン競争」でウクライナに勝っていると報じた。
特に同紙は、ロシアの光ファイバードローンを指摘し、
「前線の物理的構成、戦争の戦術、そして戦う兵士の心理を変えている 」
と述べている。
以上。
日本語:WAU
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