写真は、ドナルド・トランプアメリカ大統領。Andrew Harnik / Getty Images
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日本時間06月11日21:17 ロシア・トゥデイ(RT)
「トランプ大統領、中国との取引は『完了した』と主張」
アメリカ大統領によると、双方は関税だけでなく、レアアースやその他の貿易についても合意したという。
アメリカのドナルド・トランプ大統領は水曜、長年の懸案であった北京との貿易協定が最終合意に達したとソーシャルメディア上で発表した。
この協定は、トランプ大統領と中国の習近平国家主席の最終的な承認を待っている段階だと、トランプ大統領は付け加えた。
4月、トランプ大統領は貿易不均衡を理由に、中国を含む90カ国以上に新たな関税を課した。北京はこれに報復し、アメリカは145%、中国は125%の関税を課すという対立を引き起こした。
先月ジュネーブで行われた画期的な交渉の結果、双方はさらなる協議を待って、ほとんどの新たな関税を一時的に停止することで合意したが、それ以来、双方は相手がジュネーブの条件に違反し、輸出規制などの重要な問題で協議を引き延ばしていると非難している。
「中国との取引は完了し、習主席と私の最終承認が必要だ」とトランプ大統領は水曜日にトゥルース・ソーシャルに書き込み、いくつかの重要なポイントを説明したが、詳細についてはまだ不明だ。
「我々は合計55%の関税を獲得し、中国は10%を獲得する。関係は良好だ!完全な磁石と必要なレアアースは、中国が前もって供給する。同様に、我々の大学を利用する中国人学生を含め、合意されたものを中国に提供する」
とトランプは書いているが、ホワイトハウスも中国当局も、トランプ大統領の発表についてコメントしていない。
アメリカ商務省のハワード・ルトニック商務長官は、ロンドンでの2日間の会談を終えた水曜日に、ジュネーブ協定の「骨に肉がついた」と呼び、枠組み合意に達したと記者団に語った。
同長官は、中国がレアアース輸出規制の解除に合意し、アメリカが「バランスの取れた形で」特定の輸出禁止措置を緩和することを挙げたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
中国の李成剛副商務相も、両首脳の承認を待って「原則的に」貿易の枠組みが合意に達したことを確認した。
今回の協議は、先週行われたトランプ大統領と習近平国家主席の電話会談に続くもので、アメリカ大統領は「非常に良い」と評価した。
現代技術に不可欠なレアアース(希土類)と磁石の中国からの輸出は、ロンドン会談の議題の上位を占めていた。
アメリカは以前、スマートフォンや電気自動車などの製造に不可欠なこれらの資源の輸出規制撤廃を遅らせているとして北京を批判していた。
一方、アメリカは人工知能に関連するアメリカの半導体やその他の技術への中国のアクセスを制限した。新たな協定で制限が解除されるかどうかはまだ不明だ。
双方は8月10日を期限に、より広範な貿易協定をまとめるか、関税が4月に課された3桁の水準に戻る可能性がある。
以上。
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