NBC:テレビ視聴者数は2016年のリオデジャネイロの開会式から37%減
7月26日、FOX NEWSはコートニー・オブライエン(Cortney O’Brien)氏のニュース記事を掲載しました。
ニュース記事寄稿者:
コートニー・オブライエン
Cortney O’Brien
フォックス・ニュース・デジタルの編集者
Twitter:
@obrienc2
Photo出典元
以下はコートニー・オブライエン氏のニュース記事の日本語訳です。
「NBC、東京五輪開会式の視聴率が33年ぶりの低水準。ハッピーとは言えない」との判断基準
NBC has 33-year low viewership for Tokyo Olympics opening ceremony: ‘Not a happy’ benchmark
テレビ視聴者数は2016年のリオデジャネイロの開会式から37%減
The TV audience dropped 37% from the Rio de Janeiro opening ceremony in 2016
コムキャスト傘下のNBCユニバーサルが土曜日に発表したデータによると、COVID-19パンデミックの影響で1年遅れで開催された東京オリンピックの開会式は、金曜日のNBCの視聴者数が1,670万人となり、過去33年間のネットワーク放送の中で最も少ない視聴者数となりました。
テレビ視聴者数は、2,650万人が視聴した2016年のリオデジャネイロの開会式から37%、4,070万人が視聴した2012年のロンドンの開会式から59%減少しました。東京大会の視聴率は、金曜日の早朝に行われた生中継と、ゴールデンタイムの再放送の両方を考慮したものです。
ロイター通信は、1988年のソウル大会以来、最低となった金曜日の落ち込みを “急降下 “と表現しています。
NBCユニバーサルによると、NBCOlympics.comとNBC Sportsアプリでの視聴者を考慮すると、1,700万人が式典を視聴しました。
これらのプラットフォームでのストリーミング視聴者数は、2018年の平昌での開会式から76%、2016年のリオでの開会式から72%増加しました。
ちなみにアナリストは、金曜日のテレビ放送の視聴者数は、3月にCBSで放送された「サンデーナイトフットボール」やオプラ・ウィンフリーがメーガン・マークルとハリー王子に行った爆弾インタビューよりも少ないと指摘しています。
スポーツライターのRichard Deitsch氏は、「これから2週間のオリンピック視聴の最初の指標は、NBCユニバーサルにとってハッピーなものではない」とツイートしました。↓
Your first benchmark of Olympic viewing over the next two weeks and not a happy one for NBCUniversal. https://t.co/PgdIKkFQem
— Richard Deitsch (@richarddeitsch) July 24, 2021
NBCスポーツはこの比較に反応して、過去5年間で賞レースの視聴率が68~72%減少していることを指摘し、その背景をツイートしました。
Adding Context: in last five years (span between Summer Olympics) award shows are down 68-72% in viewership https://t.co/r8xLnVpCMO
— NBC Sports PR (@NBCSportsPR) July 24, 2021
ほとんどのオリンピック開会式は満員のスタジアムで行われてきましたが、金曜日の前例のないイベントでは、スタンドの観客はわずか1,000人で、その中にはファーストレディのジル・バイデンもいました。
主催者は当初、オリンピック会場の収容率を50%にまで高め、観客数は1万人を超えないようにする予定でした。
しかし、最近、COVIDの患者が増加し、日本の菅義偉首相が緊急事態を発表したことを受けて、最終的に観客の受け入れを断念しました。
今回の決定について、菅氏は「デルタ株の影響を考慮し、また、感染の再燃が全国的に広がるのを防ぐためにも、ウイルス予防対策を強化する必要がある」と述べました。
日本は8月22日まで続く緊急事態に陥っている。
オリンピックは7月23日に始まり、8月8日まで開催されます。
パラリンピックは8月24日に開催されます。
以上。
WAU MEDIA翻訳者コメント:
ここまで読み進めていただいた貴重なお時間に心から感謝いたします。
今回のオリンピック開催にあたっては日本国内でも賛否両論あるものの、これほど視聴者が少ないのは、日本人としては心寂しいものです。
何故このようなことになったのか、「君の考えを述べよ」と言われれば切りがないほど出てくるのですが、恐らく一つの原因は、日本人を含む世界中の人がオリンピックに対して「興味がなくなっている」のではないでしょうか?
もっと言うと、オリンピックが「スポーツマンシップを楽しむ」ことから、「政治臭」がプンプンする「ビジネス」になってしまっていることが、2020年を境に国民の多くに「見切られた」のではないでしょうか?
私の身内は、「効果の無いことはすでに証明されている『緊急事態宣言』を何度も繰り返しながら、オリンピックは開催し、お酒は飲むな、出すな、売るなと政府は意味のないことを言い続けて国民の自由を奪っている。こんな状態で楽しめる訳がない。多くの人がこれまでにないほど強く政治に疑問を感じてる。これなら、まだ高校野球の方が、純粋で観客もある程度入っているのでよっぽど楽しめる」と言ってます。
私もまったく同感です。