写真は、2022年1月1日(土)、イラクのバグダッドで、イランの強靭な将軍とイラクの民兵組織のトップのポスターを持つ支持者と人民動員部隊のメンバー。ソレイマニ暗殺記念日にバグダッドで反米スローガンを唱えながら、年明け初日の土曜日にイラクの首都で数百人が集会を開いた。(AP Photo/Khalid Mohammed)
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米国時間01月03日 AP
by ジョン・ガンブレル
JON GAMBRELL
AP通信社の湾岸・イラン担当ニュースディレクター。エジプト、ナイジェリア、アーカンソーなどを経由して、アラブ首長国連邦のドバイにいるAP通信社( @AP )の湾岸・イラン担当ニュース・ディレクターです。
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日本語解説:WAU
「イラン将軍殺害記念日に、イスラエル『エルサレム・ポスト』がハッキングされる」
ジョン・ガンブレル氏の記事によると、2020年にイランの将軍が殺害された記念日である月曜日に、ハッカーがイスラエルの新聞社のウェブサイトを標的とし、その内容をイスラエルの未公表の核兵器プログラムに関連するサイトを脅かす画像に置き換えたと伝えています。
このハッキングを主張するグループはありませんが、エルサレム・ポスト紙のサイトに掲載された画像は、2年前にイラクで米国の無人機の攻撃によって殺害されたイランの将軍、カセム・ソレイマニ氏が長い間持っていた指輪を持った拳からミサイルが降りてくる様子が描かれています。
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また、月曜日には、英国軍が監督するグループが、国際貿易の重要なルートである紅海のイエメン沖で船舶が攻撃された可能性があるという報告を受けたと発表しました。イエメンは、イランの支援を受けた反政府勢力とサウジアラビア主導の連合軍との間で、1年間にわたる戦争を続けています。
ハッキングされた画像は、ディモナ近郊にあるシモン・ペレス・ネゲブ核研究センターを模して最近行われたイランの軍事訓練で爆発した標的を描いたもので、ネゲブ核研究センターには、イスラエルの核開発に必要な兵器級プルトニウムを得るため、数十年前に作られた原子炉の使用済み核燃料を再処理する地下研究所があります。
イスラエルは、核兵器の保有に関しては肯定も否定もしない「核の曖昧さ」政策をとっています。
エルサレム・ポスト紙は、ハッカーの標的になったことをツイートで認め、
「イスラエルへの直接的な脅威となるハッキングが行われたことは承知している。我々は問題解決に取り組んでおり、読者の皆様のご理解とご協力に感謝しています」
と記しました。
その後、同紙はウェブサイトを復旧させ、イランを支持するハッカーが2020年に同紙のホームページを標的とし、救命胴衣を着て泳ぐベンジャミン・ネタニヤフ首相(当時)とテルアビブが燃えているイラストを掲載したことがあると指摘しています。
イスラエル政府からの即時の反応はありませんでしたが、今回のハッキングは、イスラエルの元軍事情報長官が12月下旬に自国がソレイマニ殺害に関与していたことを公に認めた後の出来事となります。
カセム・ソレイマニ氏
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イランはハッキングを認めていませんが、イランはここ数日、殺害された革命防衛隊の将軍を追悼する行事を強化し、月曜日にはソレイマニ氏の死を記念した追悼式が行われる予定でした。
一方、英国軍の英国海上貿易局は、船舶が攻撃されたとの報告を受けたとし、その場所をイエメン沿岸の紛争中の港町ホデイダ付近としています。この件について英軍は詳細を明らかにしていません。
ウェブサイト「MarineTraffic.com」によると、同社が提示した座標は首長国籍の上陸用舟艇「Rwabee」に対応しており、この舟艇は数時間にわたって衛星追跡データで位置を示していなかったといいます。
船主であるアブダビのLiwa Marine Services社の従業員はAP通信に対し、「Rwabeeが標的になったようだ」と述べましたが、これ以上のコメントは控えたといいます。従業員は名前を名乗らず、電話を切ったと報告しています。
ソレイマニ氏は、革命防衛隊のゴドス(エルサレム)軍の長として、すべての遠征軍を指揮し、イラク、レバノン、シリアを頻繁に行き来していました。
ゴドス部隊のメンバーは、アサド大統領を支援するために長期にわたるシリア戦争に投入されたほか、長年テヘランと敵対してきた独裁者サダム・フセインを倒した2003年の米国主導の侵攻を受けて、イラクにも投入されました。
ソレイマニは、イラクやシリアで「イスラム国」と戦う部隊に、苦境に立たされているアサドに代わって助言を行い、注目を集めていました。
米政府関係者によると、ソレイマニ率いる衛兵は、イラク侵攻後、イラクの過激派に、米軍に対する致命的な路上爆弾の製造方法と使用方法を教えたといいますが、イランはそれを否定しています。
今日まで多くのイラン人は、ソレイマニを海外のイランの敵と戦った英雄とみなしています。
以上。
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翻訳者からのコメント:
ここまで読み進めていただいた貴重なお時間ありがとうございます。記事が面白いと思っていただきましたら、是非、SNSにシェアしてくださるとありがたいです!