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RIAノーボスチ・ロシア国際通信「中国、NATO拡張を警告:世界に対する軍事的影響の脅威」

Photo 出典元 © AP Photo / Mindaugas Kulbis

ロシア時間5月13日08:00 RIAノーボスチ
by アンドレイ・コッツ
Андрей Коц

「RIAノーボスチ・ロシア国際通信について」

RIAノーボスチ・ロシア国際通信は TASS や Interfax と並んで、ロシアで最も重要な報道機関の一つと言われています。 2013年12月9日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチン氏の『国家マスメディアの効果を改善するためのいくつかの措置について』という法令により、RIA Novostiメディアグループは正式に解散しましたが、代わりにロシヤ・セゴドニャ国際メディアグループ(Rossiya Segodnya)が設立され、引き続きRIAノーボスチのブランドを使用することになりました。

それ以来、RIAノーボスチは、ロシアと海外のあらゆる主要な出来事について、正確で最新の情報を視聴者に提供し続けていると言います(詳細:ロシア語」

注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたNATO擁護側から発信されているもの に限られていると言ってよいでしょう。 中にはフェイクニュースも少なくありません

しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する方が賢明だと思います。 特に我が国の外交に関わる問題は、状況を誤ると取り返しの付かない損害をもたらすことになりかねません。

従って、この一連のウクライナ紛争のニュースに関しては、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する国々のニュースソースを全面的に解説しています。

「中国、NATO拡張を警告:世界に対する軍事的影響の脅威」

日本語解説:WAU

「フィンランドのNATO加盟はサンクトペテルブルクにとって直接的な脅威であり、バルト海の非核状態に終止符を打つものである」

これは、中国国防省の国際安全保障協力センターの元責任者である周伯上級大佐が、英『エコノミスト』誌の記事で述べた結論である。

中国は国際社会に対し、NATOのさらなる拡張を繰り返し警告してきた理由について次のように述べている。

■セキュリティの低下

「フィンランドのサウリ・ニーニステ大統領サナ・マリン首相は、木曜日に、NATO加盟の申請を遅滞なく提出すべきだと述べた。

同盟に参加すれば、国家の安全保障が強化されると考えているのだ。スウェーデン政府も5月16日に同様の決定を承認する予定と言う。こうして、ロシアの隣国である北欧諸国は中立の立場を捨てつつある。

これは、ロシア政府だけでなく、中国政府としても重大な懸念として捉えている。NATO同盟軍はロシアのサンクトペテルブルク地区から目と鼻の先にいることになる。

しかし、NATOが拡大すればするほど、ヨーロッパの安全性は低下する。もし、ロシアの核兵器が最大の恐怖であるなら、なぜプーチンを執拗にいたぶるのか。今や過去のものとなった安全保障は、ロシアとの協力関係によってのみ可能なはずだ。」

と周伯は書いている。

同時に周防氏は、ウクライナでの武力紛争がNATOに第2の風穴を開かせたと強調した。

例えば、ドイツのオラフ・ショルツ首相は2月、1000億ユーロの特別防衛基金を創設し、ドイツ政府はベルギー政府の要求に沿って、年間GDPの2%を防衛費に充てることを発表した。


写真は、ポーランドで行われたNATO軍の合同演習に参加した米軍兵士たち © Photo : アメリカ陸軍/アンドリュー・グリーンウッド軍曹

Photo 出典元

他の同盟国も軍事費の増額を約束している。

中国の専門家によると、これはヨーロッパだけでなく、世界の安全保障に悪影響を及ぼすという。

■軍事的・経済的脅威

中国は遠い存在に見え、NATO諸国とも特に争いはなく、欧米との経済関係も非常に緊密だが、なぜ中国は北大西洋圏の拡大に反対しているのだろうか。

ロシアの軍事専門家、アレクセイ・レオンコフ氏は、

「フィンランドとスウェーデンを巻き込んだ拡大は、ロシアのウクライナにおける特別軍事作戦の結果ではない」

と言う。

彼らは、「平和のためのパートナーシップ」と称するプログラムが開始された1990年代から、同盟に引きずり込まれてきたのだ。

それ以来、これらの国の政治・軍事のエリート全員が、親欧米に完全に変化してしまった。

2020年、NATO事務総長のイェンス・ストルテンベルグ氏が2030年までのNATOの新戦略を語る中で、「もはや欧州だけの軍事同盟ではない」と強調したことを思い起こせば分かる。

ベルギーのサミットには、台湾、韓国、日本、オーストラリアの代表が定期的に参加しているのは、偶然ではない。

彼らは、自分たちの勢力範囲を全大陸に広げたいと考えていることを隠そうともしない。

当然、中国は反発する。


写真は、フェアフォードの英国空軍基地にあるアメリカ空軍のB52爆撃機。1999年3月29日撮影 © AP Photo / Alastair Grant

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レオンコフ氏は、中国もNATOの拡張を経済的な脅威と見なしていると付け加えた。

中国政府は、米国がウクライナへの軍事支援を口実に、欧州の同盟国にソ連の軍備を放棄させ、その見返りとして米国の軍備を送ることを約束していることを注視している。

ペンタゴンはフィンランドとスウェーデンを自国の兵器に交換させようと計画しているのだ。

米国政府は自国の軍産複合体に多くの注文を出し、経済力を高め、国際舞台での北京に対する競争優位を高めている。

当然、これは急速に発展する中国を喜ばせるものではない。

■想定される敵

専門家は、2月4日に北京で、プーチン大統領と習近平が2つの超大国の戦略的パートナーシップ、国際舞台での努力の協調を再確認し、一方で米国は覇権国家、世界の少数派と呼ばれていたことを想起した。

中国とロシアは、「連続する地域の安全と安定を損なう外部勢力の行動に対抗」するために、共に立ち上がる用意があると言う。

実際、中国政府は西側諸国に対して、国境付近の軍事基地は許さないと直接発言しており、この点ではモスクワと全面的に連携している。

一方、NATOは中国を潜在的な敵として見ている。

2年前、NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、ロシアと中国の密接な協力関係はベルギーにとって深刻な脅威であると指摘している。


写真は、フェアフォードの英国空軍基地にあるアメリカ空軍のB52爆撃機。1999年3月29日© AP Photo / Alastair Grant

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とはいえ、NATOは中国が「世界最大の経済大国になろうとしている」ことや、中国が「第2位の防衛予算」を持ち「近代的な軍事力への投資が著しい」ことを好ましく思っていない(特に、すべてのNATO同盟国に届くミサイルを保持している面では)。

ストルテンベルグ総長は、中国がサイバースペースで積極的に活動していること、北極圏やアフリカでプレゼンスを拡大していること、5G情報ネットワークインフラの構築で欧米に先行していることを指摘した。

そして、中国は「急速に軍事力を増強している」ロシアとの協力関係を深めている。

これはNATO同盟にとって直接的な脅威なので、中国の影響力の増大と中国のロシアとの友好関係に対応しなければならないのだ。

以上。

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