写真は、ローマ元老院におけるジュリアス・シーザーの死 – ヴィンチェンツォ・カムッチーニ(1771-1844)の絵画 ナポリ、国立カポディモンテ美術館。© Getty Images / Leemage
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ロシア時間3月4日 09:29 ロシア・トゥデイ(RT)
「ロシア・トゥデイ(RT)は、ロシア連邦予算からの公的資金で運営されている、自律的な非営利団体です。2005年に最初の国際ニュースチャンネルを開設したRTは、現在、9つのテレビチャンネルでニュース、時事問題、ドキュメンタリーを放送する24時間体制のグローバルなニュースネットワークであり、6つの言語によるデジタルプラットフォームと、姉妹ニュースエージェンシーのRUPTLYを擁しています。
現在、RTは5大陸、100カ国以上で視聴可能です。主流メディアが見落としているストーリーをカバーし、時事問題に対する新たな視点を提供し、主要なグローバルイベントに対するロシアの視点を国際的な視聴者に伝えています。
2021年1月の時点で、RTのウェブサイトは合計で1億5000万以上の月間アクセス数を記録しています。2020年、RTは世界のTVニュースネットワークとして初めて、YouTubeのチャンネル全体で100億ビューを達成しています」
日本語解説:WAU
「ロシア、米上院議員のプーチン暗殺嘆願に反発」
リンゼイ・グラハム米上院議員がロシア大統領の殺害計画を呼びかけたことは「容認できないし、言語道断だ」と、駐米ロシア大使が述べました。
ロシア・トゥデイ(RT)は、米共和党のリンゼー・グラハム上院議員が木曜日、「ロシアの誰か」がウラジーミル・プーチン大統領を暗殺し、その結果、国と世界に「偉大な奉仕」をしてくれるよう懇願したことについて、駐米ワシントンロシア大使は、この発言を「容認できない、言語道断」と非難したと伝えています。
米サウスカロライナ州のこの上院議員は、Fox Newsに出演した際に、プーチン暗殺を提唱し、ジュリアス・シーザーやアドルフ・ヒトラーなど、有名な政治指導者の殺害計画の歴史的な例を引き合いに出し、
「ロシアにブルータスはいるのか?ロシア軍にシュタウフェンベルク大佐はいるのだろうか?これが終わる唯一の方法は、ロシアの誰かがこの男を連れ出すことだ」
とグラハム氏は述べました。
— Lindsey Graham (@LindseyGrahamSC) March 4, 2022
この発言について、アナトリー・アントノフ・駐米ロシア大使は、
「受け入れがたい、言語道断の発言だ。米国におけるロシアに対するロシア恐怖症と憎悪が常軌を逸していることを示している。グラハムは事実上、米国の政治的目標を達成するためにテロ行為を擁護している」
と断言し、
「モスクワは、この上院議員のような人々がその舵取りをしていることを考えると、アメリカという国の将来を恐れている」
と付け加えたと言います。
アナトリー・アントノフ駐米ロシア大使
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しかし、外国の指導者を殺害しようとする試みは、アメリカの外交政策において前代未聞のことではありません。
キューバの革命的指導者フィデル・カストロは間違いなく最も有名な例です。彼は、1970年代にチャーチ委員会によって明らかにされたように、CIAによって企てられた複数の陰謀によって狙われました。
より最近の例では、リビアのムアンマル・カダフィがそうです。NATOがリビアの軍を破壊し、反政府勢力の勝利を確保するために2011年に行った空爆で、カダフィは個人的に標的にされました。
カダフィは逃走中の車列に空爆を受け、最終的に反政府勢力に捕らえられ、即座に処刑されています。
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注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が話題になっていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたNATO擁護側から発信されているもの に限られていると言ってよいでしょう。
しかし、どのような事も、当事者両方の言い分を聞いて、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する方が賢明だと思います。
従って、この一連のウクライナ紛争のニュースに関しては、敢えて、ロシア側のニュースソースを全面的に解説しています。
以上。
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翻訳者からのコメント:
ここまで読み進めていただいた貴重なお時間ありがとうございます。記事が面白いと思っていただきましたら、是非、SNSにシェアしてくださいませ。