6月1日、FOX NEWSはブライアン・フィッツパトリック下院議員(Rep. Brian Fitzpatrick)氏のオピニオン記事、
中国共産党vs世界 — 手遅れになる前に反撃しなければならない
を報じました。
オピニオン記事寄稿者:
ブライアン・フィッツパトリック
Brian Fitzpatrick
ペンシルベニア州代表下院議員(共和党)
元 FBI 防諜特別捜査官
下院情報特別委員会委員
Photo出典元
中国共産党 vs 世界 — 手遅れになる前に反撃しなければならない
FBI特別捜査官および連邦検察官として、私がこれまでに解決したすべての犯罪は、他のどの方法よりも 1 つの方法で達成されました。それは、お金を追うことです。
中国共産党 (CCP) の 世界を乗っ取るための「ソフト・インフルエンス」キャンペーンの全体的な透視図が欲しい場合、お金を追います。
CCP の資金調達の大部分は、知的財産と商業機密から来ており、文字通り日常的に私たちから盗み出しています。
FBI長官のレイ(Christopher A. Wray)が表明したように、「人類史上最大の富の移動に匹敵する、莫大な規模の中国の窃盗による犠牲者は米国の人々です。」です。
現在、分かっているだけで、CCP によるアメリカの知的財産の盗難は、年間 2,250 億ドルから 6,000 億ドルの損失であると推定されています。
クリストファー・A・レイ
Christopher A. Wray
連邦捜査局 (FBI) 長官(2017~)
弁護士
Photo出典元
CCP の資金調達のもう 1 つの大きな部分は、米国の企業と米国の個人が喜んで寄付したものです。 運悪く、数え切れないほどのアメリカ企業やその他の国際企業が、CCP の海外直接投資と合弁事業の条件に沿って、中国市場にアクセスするために彼らの知的財産、技術、および将来の利益についての契約書に署名しています。
CCP は、米国の最も重要な兵器システムのいくつかを複製するために、米国のリソースを使用して計画的に軍事機密を盗みました。
CCPの「借金漬け外交」は、略奪的な「一帯一路」構想を通して、数千億ドルの重要なインフラを建設している 借入国が(予想どおりに)返済する余裕がなくなったとき、それら鉄道、高速道路、港湾、航路など重要な資産を乗っ取ります。
CCP の思惑は明らかです。国内および国際的にアメリカを弱体化させることです。
中国は、世界の米ドルへの依存を終わらせようとして、新しい支払いシステムネットワークの開発を通して、米ドルを不安定化させようとしています。
さらに、CCP は、アメリカに影響を与える「5 つの領域」を特定しました。それは、学術界、プロスポーツ、ハリウッド、メディア、ビッグテック プラットフォームです。
CCP は、これら5 つの領域を制御できれば、米国の考え方を内部から変え、影響を与えることができることを知っています。
CCPは、米国学術界の最先端STEM 開発について学ぶために、孔子学院を通して大学の STEM プログラムに積極的に浸透し、私たちの学術機関に悪意を持って影響を与えています。
中国の重大な人権侵害に対する NBA の屈服を通して明らかなように、CCP はアメリカのプロスポーツ界に悪影響を及ぼしています。
CCP は、ハリウッド映画の検閲や、CCP に不快なコンテンツを積極的に変更することで、私たちのエンターテインメント業界に悪い影響を与えています。
中国共産党は、アメリカの新聞に直接的および間接的にお金を支払うことを通して、北京擁護派の記事やコラムを掲載し、私たちの報道機関に害を及ぼしています。
CCP は、米国内の分裂を煽りながら、中国共産党のプロパガンダを広めることを目的とした偽情報キャンペーンを行うことで、私たちのコミュニケーション プラットフォームに悪意のある影響を与えています。
そして、忘れてはならないのは、CCPは生物工学のリソースを使い、非常に伝染性が高く致命的なウィルスの偶発的な漏洩とそれに続く犯罪的な隠蔽の後、350万人以上の命を死に至らせ、世界経済に30 兆ドルを超える損害を与え、子供たちには永続的な心理的および精神的ダメージを与えました。
中国共産党の最終目標はなんでしょうか?
最初に世界の経済超大国になり、次に世界の軍事超大国になり、その次は世界の基準通貨を獲得し、そして世界の中国に対する防御メカニズムがゼロになったときに、共産主義、権威主義、全体主義の抑圧システムを世界中に押し付けることです。
解決策はなんでしょうか?
CCP を切り離し、全ての面で CCP を孤立させる事です。
直接的または間接的にも、中国に財政的に貢献する者には制裁を課す。 コロナウイルスのパンデミックにおける中国共産党に対する主権免除:国際裁判の免除を剥奪する。
「最恵国待遇」ステータスを取り消します。 世界貿易機関(WTO)からそれらを削除します。 ビザを厳しく審査し、制限します。
世界銀行が中国への低利融資を行うことを阻止します。 私たちのあらゆる国際関係を活用し、中国共産党の邪悪な使命の真実を、大声で、はっきりと、世界中に広めることが必要です。
これらを全部やったら負けませんが、これらを全部やらないと勝てません。
現在のままでは、中国は 10 年以内に目標を達成します。 彼らを阻止しますか? それは完全にアメリカの決意にかかってます。
中国はギャンブルの親で、私たちがこのテストに失敗することに賭けています。
中国の戦術は何でしょうか? 私たちの「5つの領域」に影響を与えることで、私たち自身を分裂させます。 内部崩壊させて、アメリカ人を変えてしまうことです。
それが、CCP が私たちを追い超す唯一の方法です。 中国が私たちの沈黙を手にいれたり、私たちが気を乱されたり、アメリカ人同士で敵対したりしないようにしましょう。
民主主義は暗闇の中でしか死にません。 私たちはこの戦いに勝つことができます。
以上。
FOX NEWS記事(英文):China’s Communist Party vs. the world — we must fight back before it’s too late より
WAU MEDIA翻訳者コメント:
ここまで読み進めていただいた方の貴重なお時間に心から感謝いたします。
2021年1月、様々な混乱の中、アメリカの政権がバイデン陣営に移行しました。バイデン氏は就任当初間もなく、前任者のトランプ大統領の「大統領令」を次々に破棄しました。そして、歴代大統領の中でも異例の「遅すぎる議会演説」の場で、中国を非難する代わりに、「良き競争相手」と表明しました。これには民主党議員たちも驚き、一時、トランプ大統領の制定した「中国への制裁」項目の破棄をもあり得るのではないかと心配しましたが、意外にも、ここにきて「中国叩き」が本格化してきました。それは、ブライアン・フィッツパトリック下院議員の言う通り、「このままでは、10年以内に中国はアメリカを追い超し、世界は共産主義に飲み込まれるかもしれない」という恐怖感が、アメリカ全体に広がっている証拠ではないでしょうか。
一方、相変わらず、日本の大手メディアではこのようなニュースはほぼ報道されないどころか、同盟国のアメリカから、日本の国家安全保障上の注意勧告として、中国のファーウェイ、Tiktokなどその他多数の中国製品の規制がなされても、日本では一切進んでないようです。寧ろ、それらの製品を積極的に取り入れているようにさえ見えます。第二次世界大戦終結以来、長い間続いた「アメリカno.1」の時代に終わりが近づいてきたのでしょうか。それは、アメリカ人のみならず、世界中が食い止めなければならないことではないでしょうか。