Photo 出典元 写真は、11月5日、スコットランドのグラスゴーで開催された集会で発言する気候変動活動家のグレタ・トゥンバーグ。グラスゴーで開催された2021年気候サミットの6日目。(Getty Images)
米国時間11月11日Newsmax
by ハンス・D・バウマン博士
Hans D. Baumann
機械工学の博士
経済学者、作家
国際自動化学会名誉会員
「Process Automation Hall of Fame」殿堂入り
米国機械学会終身名誉会員
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日本語解説:WAU
「バウマン博士、グラスゴーで開催されたCOP26は、地球温暖化防止運動の終わりの始まり?」
その答えは、2021年11月にスコットランドのグラスゴーで開催された、大々的に宣伝された「地球温暖化会議」の結果にあるのかもしれません。
各国の首脳から産業界の大物まで25,000人、さらにロサンゼルス市長など数千人の関係者が参加し、スピーチや印象的な誓約で埋め尽くされました。
「地球温暖化」の申し子であり、メディアの寵児でもあるグレタ・トゥンバーグは、会議が始まる前から、この会議は役に立たないと非難していました。
今回の会議には、英国のチャールズ皇太子のほか、13カ国の首脳が参加し、全員がCO2削減に向けた努力の必要性を訴えました。
85台の車で到着した米国代表のバイデン大統領は、スピーチの中で、温暖化対策のパリ協定を放棄したトランプ前大統領を非難し、自らが温暖化対策のリーダーであることを宣言し、アメリカは今後もっと努力すると誓いました。
また、地球温暖化防止のための新たな有害ガスを発見したと述べました。それはメタンであり、このガスを発生させるのは人間、牛、微生物であると主張しました。
グラスゴーのこの会議の主張について、中国の指導者である習氏は、「いかなる決定も経済的現実を考慮に入れなければならない」と述べていましたが、そのことを会議に出席した多くの指導者は見逃していたようです。
英国や中国で起きている電気エネルギーの危機に警鐘を鳴らしてもらいたいものです。
なお、今回は欠席しましたが、ブラジルの大統領は2070年までにカーボンニュートラルを達成することを約束したと報じられていますが、この大統領の寿命をはるかに超えた時までの約束です。
インドのN.モディ首相は、「カーボンニュートラルについて心配するよりも、国民の生活水準を向上させることを第一に考えている」と述べたといいます。
さらに注目すべきは、中国、ロシア、ブラジル、トルコ、メキシコなど、7カ国の首脳が参加しなかったことです。
中国、ロシア、ブラジル、トルコ、メキシコの7カ国の首脳が出席しなかったのは、時間の無駄だと考えたからだと思われます。
出席しなかった国の人口は20億人で、世界人口の26%に相当します。また、これらの国の国土面積は、参加者の国土面積をはるかに超えています。
さらに、アフリカ、南米、中東、アジアの国々も参加していません。
世界の人口の大部分は、グラスゴーにいる「自称代表者」たちの決定に口を挟むことができないと言ってもいいのでしょう。
地球温暖化を政治的目的のために利用することに反対する戦いの潮目が変わってきたことを示す一つのヒントは、とりわけ、非常に尊敬されている新聞であるウォール・ストリート・ジャーナルが、来るべき破滅と地獄の火のような恐怖を煽る人々の主張に反論する記事を毎週掲載していることであるでしょう。
15年前、バウマン博士は、
「アメリカの気候学者・地球物理学者のマイケル・エバン・マン氏の、有名なホッケー・スティックのグラフのように、2020年には地球の気温が5度上昇し、海氷が溶けて海面が上昇し、小さな島が消滅する」
と、大々的に発表されたことを振り返りました。
これらの予言は当時、「尊敬する科学者」のコンセンサスに基づいているという触れ込みでしたが、言うまでもなく、このようなことは起こっていないのは、誰もが知っています。
マイケル・エバン・マン氏
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以上。
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翻訳者からのコメント:
ここまで読み進めていただいた貴重なお時間ありがとうございます。記事が面白いと思っていただきましたら、是非、SNSにシェアしてくださるとありがたいです!