写真は、4月17日にテキサス州スプリングで発生したテスラモデルSの死亡事故後に燃え尽きた車体:米国国家運輸安全委員会(NTSB)
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米国時間10月22日FOXビジネス
by ゲイリー・ガステルー
Gary Gastelu
FoxNews.comオートモーティブ・エディター、自動車とレースを担当。
日本語解説:WAU
テキサス州のテスラ車の死亡事故調査、ドライバーが車両を運転していたことが示唆されているものの、激しく燃え尽きる電気自動車に懸念
記事によると、米国の国家運輸安全委員会(NTSB)は、今年、4月17日にテキサス州スプリングで発生したテスラモデルSの死亡事故に関する調査の最新情報を発表し、事故時にドライバーが車両を手動で運転していたことを示唆したと言います。
テスラモデルS
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同車は、郊外の道路で木に衝突して炎上した後、助手席と後部座席に乗っていた2名の乗員が死亡しているのが確認され、当初は同車の一部自動運転機能である「オートパイロット」が作動していたのではないかと報じられていました。
NTSBは、車から取り出したデータから、衝突時には前席が2席とも占有されており、シートベルトが締められていたとしています。ドライバーはアクセルペダルを踏んでおり、衝突までの5秒間に最高時速67マイル(約100キロ)に達していたとしています。
NTSBが作成した事故現場の図
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NTSBの報告書によると、この住宅街の道路の法定制限速度は時速30マイルです。また、ステアリング・ホイールを分析したところ、リムが衝撃によってのみ発生するような形で変形していました。
テスラのステアリング・ホイールの画像では、リムの上部が衝撃で壊れている様子がわかります(NTSB)
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事故直前の防犯カメラの映像には、車の所有者であるウィリアム・バーナー(59歳)と同乗者のエベレット・タルボット(69歳)が、車を出発する前に前席に入っていく様子が映っていました。
NTSBはこれまで、テスラの「トラフィック・アウェア・クルーズ・コントロール」機能を路上で作動させることは可能であるが、オートパイロットのフル稼働に必要な「オートパイロット」機能は作動しないことを確認していました。
今回の更新では、調査は継続中であり、正当な理由の最終的な決定は調査が完了した時点で決定されること、また、死後の毒物検査の報告を含めて、事故と死亡の要因となりうるいくつかの要素を調査中であることを記しています。
米国大手総合情報サービス会社のブルームバーグ:Bloombergによると、ハリス郡検死官事務所が作成した検死報告書によると、バーナー氏の血中アルコール濃度は、テキサス州の法定制限値の約2倍であったそうです。
しかし、電気自動車の怖いところとして、事故が起こると車体が炎上し易いと良く言われていますが、まさに焼け落ちています。
以上。
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翻訳者からのコメント:
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