写真は、ロシア大統領補佐官ユーリ・ウシャコフ © RIA Novosti
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日本時間03月05日01:36 ロシア・トゥデイ(RT)
「アメリカとロシア、イラン協議で合意 – プーチン大統領の側近」
トランプ大統領はテヘランへの制裁を強化しているが、核開発プログラムに関する合意にも関心を示している
ロシア大統領ウラジーミル・プーチンの外交政策顧問ユーリー・ウシャコフ氏は、先月リヤドで行われたハイレベル交渉において、アメリカとロシアはイランを軸とした別個の協議を行うことを決定したと述べた。
2022年のウクライナ紛争の激化以来、初めての主要な2大国間協議として、2月にアメリカとロシアの高官がサウジアラビアで会合した。
「我々はイラン情勢について話し合った。そして、この問題について個別に協議を行うことで合意した」
とウシャコフ氏は火曜日に報道陣に語った。
現時点では、協議の日程はまだ合意されていないと、同氏は付け加えた。
トランプ米大統領は、イランの核開発、代理勢力ネットワーク、通常兵器能力を混乱させるため、イランに対する「最大限の圧力」政策への回帰を主張し、イランに対してより厳しい制裁を課した。
一方で、同大統領はテヘランとの核合意の再交渉に関心を示している。
2015年、イランは世界大国と包括的共同作業計画に署名し、制裁解除と引き換えに核開発計画を制限することに合意したが、トランプ大統領は大統領就任後、一方的にアメリカをその合意から離脱させた。
これを受けて、テヘランは核合意から後退する措置を取った。
ドイツ、フランス、イギリスは、さらなる制裁の脅威を背景に、今後数か月の間に再交渉された新たな合意の下でイランに核開発計画の放棄を要求していると、先週、イギリスのサイモン・ウォルターズ駐イスラエル大使は述べた。
過去数年にわたり、イランは兵器級ウランの生産量を増やしていると非難されてきたが、テヘランはこれを否定している。
イラン外務省報道官のエスマイール・バカイ氏は月曜日の記者会見で、
「イランの核開発計画は国際的な枠組み、合意、核拡散防止条約の範囲内であり、国際原子力機関(IAEA)にはそれを監視するための『必要な施設』がすべて整っている」
と強調した。
以上。
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