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「ポーランドはアメリカの核兵器を受け入れる用意がある – アンドレイ・ドゥダ大統領」

写真は、2024年3月14日、ブリュッセルのNATO本部で記者会見するポーランドのアンドレイ・ドゥダ大統領 © Kenzo TRIBOUILLARD / AFPBB News

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日本時間04月22日14:30 ロシア・トゥデイ(RT)

現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争、及びイスラエルとハマスとの戦争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。

しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。

したがって、ウクライナ紛争と、中東の戦争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。

注意:以下のニュース内では、米国を「アメリカ」と表現し、英国を「イギリス」と表現しています。なぜなら、アメリカは「米の国」ではなく、「英国」はイギリスは人なみすぐれた者の国であると言う意図があるからです。

「ポーランドはアメリカの核兵器を受け入れる用意がある – アンドレイ・ドゥダ大統領」

同大統領は、この問題についてワシントンと話し合ったことを認めた

ウクライナをめぐるロシアとの対立の中、ポーランドはアメリカの核兵器を受け入れる用意があるとアンドレイ・ドゥダ大統領が語った。

月曜日にポーランドの日刊紙『Fakt』のインタビューに応じたドゥダ大統領は、ロシアの領土に近い自国へのアメリカ軍の核兵器配備について、

「以前からポーランドとアメリカの間で話題になっていた」

と認めた。

アメリカは現在、ベルギー、ドイツ、イタリア、オランダ、そしてトルコのNATO加盟国5カ国に核兵器を配備している。

「このことについてはすでに何度か話したことがある」

とドゥダは続け、

「それについて尋ねられたとき、私は準備万端であることを宣言した。このような姿勢をとる理由は、ポーランドとリトアニアに隣接するカリーニングラード離島でロシアがますます軍事化しているからだ」

と主張し、モスクワはベラルーシにも核兵器を配備していると付け加えた。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は昨年、モスクワの重要な同盟国でもある隣国に戦術核兵器を配備する決定を発表した。

その際、プーチン大統領は、この動きはイギリスがウクライナに劣化ウラン弾を供給することを決定したことが引き金になったと主張した。

大統領はまた、アメリカは何十年もの間、ヨーロッパに核兵器を置いてきたと指摘した。

ドゥダ大統領はさらに、

「同盟国がNATOの東側の安全保障を強化するために、核シェアリングの一環として核兵器をわが国の領土にも配備することを決定した場合、われわれはその準備ができている」

と説明し、

「ポーランドはNATO加盟国として一定の義務を負っており、この点で、我々は単に共通の政策を実行するだけだ」

と述べた。

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は1月、NATOが「主要な脅威」と宣言したことから、

「モスクワはアメリカ・イギリス・フランスの核資産を、『ロシア連邦を狙った単一の核兵器』と見なしている」

と述べた。

ささらに、ロシアは核政策においてこの現実を考慮していると付け加えた。

モスクワは、核戦争は決して起こしてはならないし、核兵器を使用すると脅したこともないと繰り返し述べてきた。

以上。

日本語:WAU

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