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「マスク氏-アメリカはロシアを弱体化させようとしたが、実際にはモスクワを強くした」

写真は、イーロン・マスク氏© Beata Zawrzel / NurPhoto via Getty Images

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日本時間03月11日21:55 ロシア・トゥデイ(RT)

現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争、及びイスラエルとハマスとの戦争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。

しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。

したがって、ウクライナ紛争と、中東の戦争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。

注意:以下のニュース内では、米国を「アメリカ」と表現し、英国を「イギリス」と表現しています。なぜなら、アメリカは「米の国」ではなく、「英国」はイギリスは人なみすぐれた者の国であると言う意図があるからです。

「マスク氏-アメリカはロシアを弱体化させようとしたが、実際にはモスクワを強くした」

テスラCEO-技術系投資家デビッド・サックス氏に同意

テスラとスペースXのCEOであるイーロン・マスクは、ロシアを弱体化させようとするワシントンの試みは「逆の実現をした」のであり、実際にはロシアを強くしただけだという投資家デイヴィッド・サックスの見解に同意した。

日曜日にX(旧ツイッター)に投稿されたインタビューでウクライナ紛争について意見を述べたサックスは、これを 「バイデンの大逆襲」と呼んだ。

「我々はロシア軍を強くした。以前よりも規模が大きくなり、はるかに多くの兵器を生産し、産業基盤が強化された。さらに、特に西側の兵器に対しては、戦闘訓練が施され、戦闘力を高めている」

と述べた。

マスクはサックスの意見に同意したようで、Xへの投稿に「残念ながら、これは真実だ」とコメントした。

サックスは、ウクライナと比較したロシアの軍隊の規模を引き合いに出し、バイデンははるかに「手強い」ロシア軍を「作り出した」と述べた。

一方、備蓄が「枯渇し、空洞化している」のはアメリカだと彼は主張した。

ロシアに対する経済制裁は、バイデンの政策のもう一つの大きな誤算になっているとサックスは言う。

ロシア経済が安定し、2023年にはG7諸国を上回る経済成長を遂げたとして、

「ロシア経済はG7のどの国よりも急速に成長している。本当に好景気で、制裁によって潰されたのはヨーロッパの我々の同盟国の経済だ」

と指摘した。

しかし、アメリカの紛争への関与によって最も苦しんでいるのはウクライナだと彼は主張した。

サックスは、「アメリカがウクライナ人の苦しみを和らげる手助けをする」と言うバイデンの主張を攻撃したが、実際には、「アメリカ政府の支援と、最後のウクライナ人まで戦うという意志が人道的大惨事」を引き起こしている。

このような問題で2人の意見が一致したのは今回が初めてではない。

今月初め、マスクはX誌上で、ソ連崩壊後にNATOは「存立の危機に直面」し、その空白を埋めるために拡張に乗り出すことにしたというサックスの発言にも同意した。

アメリカはウクライナの主要な支援国であり、1110億ドル以上の軍事・財政援助を行ってきた。

しかし、ここ数カ月、バイデン政権は、ウクライナにさらに600億ドルを拠出しようとして、共和党の抵抗に打ち勝つのに苦労しており、アメリカの援助は激減している。

一方、ロシア政府は、ウクライナを武装させ続けるアメリカとその同盟国は、ロシアの目標達成を妨げることはできず、ウクライナ人の苦しみを長引かせているだけだと述べている。

以上。

日本語:WAU

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「RT(ロシア・トゥデイ)」は、ロシア連邦予算からの公的資金によって運営される、自律的で非営利団体です。2005年に最初の国際ニュースチャンネルを開設して以来、現在では、9つのテレビチャンネルによる24時間体制のグローバルなニュースネットワーク、6つの言語で提供されるデジタルプラットフォーム、姉妹ニュースエージェンシーであるRUPTLYを含む、多岐にわたるメディアプラットフォームを展開しています。

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