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「ヒズボラ、イスラエルによるベイルート攻撃への復讐を誓う」 ハマスの副指導者が殺害されたことを受け、『引き金に指をかけている』と述べた

写真は、ベイルート南部郊外のハマス事務所を狙った空爆の現場に集まるレバノンの緊急対応部隊© AFP / アンワル・アムロ

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日本時間01月03日13:56 ロシア・トゥデイ(RT)

現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。

しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。

したがって、ウクライナ紛争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。

注意:以下のニュース内では、米国を「アメリカ」と表現し、英国を「イギリス」と表現しています。なぜなら、アメリカは「米の国」ではなく、「英国」はイギリスは人なみすぐれた者の国であると言う意図があるからです。

「ヒズボラ、イスラエルによるベイルート攻撃への復讐を誓う」

レバノンの武装組織ヒズボラは、ハマスの副指導者が殺害されたことを受け、『引き金に指をかけている』と述べた

レバノンの武装組織ヒズボラは、ハマスの副指導者サレハ・アル・アロウリを殺害したベイルートでの無人機攻撃についてイスラエルを非難し、さらにこの犯罪を放置しないと約束した。

アル=アロウリは、火曜日にレバノンの首都近郊で起きた攻撃で死亡した7人のうちの一人だった。

事件の数時間後、パレスチナの武装組織ハマスの同盟国であるヒズボラは声明を発表し、「引き金に指がかかっている」と警告した。

同団体は、無人機による空爆を「レバノンに対する深刻な攻撃」と表現し、

「この犯罪は、対応と罰なしに決して過ぎ去ることはない」

と主張し、イスラエルを指して、

「犯罪的な敵は、90日間の犯罪、殺害、破壊の後、ガザを服従させることができなかったが、暗殺政策に頼っている」

と述べた。

レバノンのナジブ・ミカティ暫定首相は、レバノンの外務大臣に、無人機による空爆について国連安全保障理事会に緊急提訴するよう伝えたと述べた。

ミカティ氏は別の声明で、アル・アロウリ氏の殺害は「レバノンを新たな対立の局面に引きずり込もうとしている」と主張し、国際社会に対し、イスラエルがレバノン領土への攻撃を停止するよう「圧力をかける」よう求めた。

ヒズボラの警告を受け、イスラエル国防軍のダニエル・ハガリ報道官は、

「イスラエルは防衛と攻撃のすべての分野で非常に高いレベルの準備態勢をとっている」

と述べ、

「いかなるシナリオにも備えている」

と語った。

イスラエルは、域外での暗殺については沈黙を守るという国の方針に沿って、ベイルートでの攻撃の責任を主張していない。

しかし、イスラエルとアメリカの高官2人が、無人機による攻撃の背後にはイスラエルがいるとAxiosに語っている。

11月、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イスラエルの諜報機関に対し、

「ハマスの首領がどこにいようとも行動するようにと指示した」

と発表した。

先月、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、ネタニヤフ首相がレバノン、トルコ、カタールのハマス幹部を標的にする計画を承認したと報じた。

ヒズボラは、イスラエルがハマスの攻撃を受けてガザ地区への空爆を開始した10月7日以来、イスラエル・レバノン国境でイスラエル国防軍とほぼ毎日交戦を続けている。

ヒズボラはイスラエルと「戦争状態」にあると自称しているが、国境地帯での行動は、ガザへの派兵を阻止するためにイスラエル国防軍を足止めするのが目的だとして、今のところ大きなエスカレーションは避けている。

以上。

日本語:WAU

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