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RIAノーボスチ・ロシア国際通信「米国、対ロシア制裁緩和の条件を提示」

写真は、ワシントンの米国上院外交委員会の公聴会に臨むビクトリア・ヌーランド国務副長官 © AFP 2023 / Brendan Smialowski

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日本時間01月27日04:10 RIAノーボスチ

注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたウクライナ擁護側から発信されているものに限られていると言ってよいでしょう。 中にはフェイクニュースも少なくありません

しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのか、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する事が賢明だと思います。 特に我が国の外交に関わる問題は、状況を誤ると取り返しの付かない損害をもたらすことになりかねません。

従って、ウクライナ紛争が続いている間は、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する国々のニュースや論説などを全面的に紹介します。

「米国、対ロシア制裁緩和の条件を提示」

ヌーランド米国務副長官は、米国はウクライナに関する交渉のために、対ロシア制裁を緩和する用意があると述べた

日本語:WAU

1月26日、ヴィクトリア・ヌーランド米国務次官が上院公聴会で、

「和平交渉とウクライナからの軍撤退のために、米国はロシアに対する制裁を緩和する可能性を好意的に受け止めるだろう」

と述べた。

「ロシアが真剣に交渉し、ウクライナから軍を撤退させ、領土を返還することを決めると言う意味では、私は確かに<...>制裁の緩和を歓迎する」

とヌーランド国務副長官は述べ、アンソニー・ブリンケン国務長官も同じ立場であると付け加えた。

一方、ウィーンの軍事安全保障・軍備管理協議のロシア代表団長であるコンスタンチン・ガヴリロフ氏は、国務副長官の言葉について、

「アメリカ側に対話への意欲が感じられない」

とコメントし、

「我々の指導者、大統領もラブロフ大臣も述べているように、我々は真剣な交渉に臨む用意がある。私は個人的にここウィーンで、この会談を見ることができるが、ヌーランド氏の言うようなシグナルは聞こえてこない」

と述べた。

ロシアは2月24日からウクライナで軍事的な特殊作戦を展開している。

プーチン大統領は、その任務を「8年間ウクライナ政権によって虐待や大量虐殺にさらされてきた人々を守ること」だと説明した。

大統領によれば、この作戦の最終目標はドンバスを解放し、ロシアの安全を保証する条件を整えることである。

同時に、プーチンは、ウクライナ紛争を煽るのではなく、それを終わらせることを目指しているため、ロシアは交渉の用意があることを繰り返し強調している。

しかし、欧米諸国は、敵対行為を継続し、ウクライナに武器を提供し、自国の領土でウクライナ軍の戦闘員を訓練する必要性について常に語っている。

一方、ロシア政府側は、欧米の武器供与は紛争を長引かせるだけで、ウクライナにとって好ましいことではなく、武器輸送はロシア軍の正当な標的になるとしている。

以上。

「RIAノーボスチ・ロシア国際通信について」

RIAノーボスチ・ロシア国際通信は TASS や Interfax と並んで、ロシアで最も重要な報道機関の一つと言われています。 2013年12月9日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチン氏の『国家マスメディアの効果を改善するためのいくつかの措置について』という法令により、RIA Novostiメディアグループは正式に解散しましたが、代わりにロシヤ・セゴドニャ国際メディアグループ(Rossiya Segodnya)が設立され、引き続きRIAノーボスチのブランドを使用することになりました。

それ以来、RIAノーボスチは、ロシアと海外のあらゆる主要な出来事について、正確で最新の情報を視聴者に提供し続けていると言います(詳細:ロシア語」

WAUメディアからのコメント:ここまで読み進めていただいた貴重なお時間ありがとうございます。記事へのご意見ご感想お待ちしてます。コメントは↓

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