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「韓国、日本の放射能汚染計画に抗議:数百人の抗議者がソウルに集まり、福島原発の廃水が海に投棄されようとしていることに抗議した」

写真は、2023年8月12日、日本の福島原発からの放射性廃水を太平洋に投棄する計画に反対する韓国の人々© Getty Images / Chung Sung-Jun

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日本時間08月12日26:29 ロシア・トゥデイ(RT)

現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。

しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。

したがって、ウクライナ紛争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。

注意:以下のニュース内では、米国を「アメリカ」と表現し、英国を「イギリス」と表現しています。なぜなら、アメリカは「米の国」ではなく、「英国」はイギリスは人なみすぐれた者の国であると言う意図があるからです。

「韓国、日本の放射能汚染計画に抗議」

数百人の抗議者がソウルに集まり、福島原発の廃水が海に投棄されようとしていることに抗議

日本語:WAU

土曜日にソウル中心部で大規模な抗議デモが行われ、韓国の活動家たちが、事故を起こした福島原子力発電所から「処理済み」とされる放射能汚染水を海に放出するという日本の計画に反対する集会を開いた。

地元メディアの報道によれば、環境への影響を懸念する日本の近隣諸国からの度重なる反対にもかかわらず、東京は早ければ8月末にもこの計画を進める見通しだという。

何百人もの活動家が韓国の首都に集まり、東京の計画を非難し、中には原子力エネルギーの使用そのものに抗議する者さえいた。

抗議者たちは、「原子力発電?」とか、「内陸に置け」とか、「太平洋を守れ」といった看板を掲げていた。

「もし廃棄されれば、汚染水に含まれる放射性物質は最終的に海洋生態系を破壊するだろう」

と、抗議行動を組織した団体、コリア・ラジエーション・ウォッチの活動家、チェ・キョンスク氏は警告している。

「私たちの海は日本政府だけのものではなく、私たち全員、そして人類のものだと信じている」

と強調している。

先月、日本の原子力規制委員会は、事故を起こした原発の運営会社である東京電力(TEPCO)が、蓄積された廃水を徐々に海に投棄するという物議を醸す計画を承認した。

事故を起こした原発は毎日約100立方メートルの廃水を出し続けており、廃棄物は敷地内の大きなタンクに貯蔵されている。

日本の政府関係者は、国際的な安全基準を満たすように「処理」されていると繰り返し主張している。

論争の的になっているこの計画は、国連の核監視機関である国際原子力機関(IAEA)からも支持を受けており、同機関のラファエル・グロッシ事務局長は最近、廃水は飲用や水泳にも十分安全だと主張した。

この計画とIAEAの支持は、日本のすぐ隣国である中国を怒らせている。

北京は、もし本当に宣伝されているように「安全」なら、廃水は東京が国内用に保管すべきだと提案している。

「もし福島原発の汚染水が飲んでも泳いでも安全だと考えている人がいるのなら、日本が汚染水を海に放出して国際的な懸念を招くのではなく、その人たちが飲んだり泳いだりできるように保存しておくことを提案する」

と、中国外務省の王文斌報道官は先月述べた。

福島原発は、2011年のマグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震とそれに続く壊滅的な津波の後、致命的な損傷を受けた。

原発は壊滅的なメルトダウンを経験し、1986年のチェルノブイリ事故以来最悪の原子力災害となった。

以上。

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