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ロシア・トゥデイ(RT) 「国際刑事裁判所(ICC)の『プーチンの逮捕状』が意味するもの」

写真は、オランダ・ハーグにある国際刑事裁判所の建物 © AP Photo/Peter Dejong

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日本時間03月18日 01:34 ロシア・トゥデイ(RT)

注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたNATO擁護側から発信されているもの に限られていると言ってよいでしょう(フェイクニュースも少なくありません)。

しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのか、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する事が賢明だと思います。 特に我が国の外交に関わる問題は、状況を誤ると取り返しの付かない損害をもたらすことになりかねません。

従って、ウクライナ紛争が続いている間は、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する国々のニュースや論説などを全面的に紹介します。

「国際刑事裁判所(ICC)の『プーチンの逮捕状』が意味するもの」

ロシアは、プーチンに対する「戦争犯罪」の告発を無効と断じた

日本語:WAU

国際刑事裁判所(ICC)は金曜日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と、ロシア連邦の子供の権利のための大統領委員、マリア・リボバ・ベロバ氏が、ウクライナから子どもを「国外移送」して戦争犯罪を犯した可能性があると申し立てた。

ロシア政府は、ロシアが裁判所の管轄権を批准したことがないため、この動きは馬鹿げており、法的拘束力もないと退けている。

ICCは何を主張しているのか?

同裁判所の予審室は、プーチンとリボバ・ベロバに対して「逮捕状」を発行し、

「子どもの不法な国外追放と、ウクライナの占領地域からの子どもの不法な移送の件」

について、個人責任と指揮責任を問う告発をしている。

この告発は、ウクライナ軍がNATOから供給された武器で攻撃する前線地域から、民間人を避難させたロシアに対するウクライナ政府の指摘に基づくものである。

この「令状」は何を意味するのか

法的には何の効力もない。

ロシアはICCの設立文書であるローマ規程の署名国の一つではあるが、この条約を批准することはなく、2016年に正式に脱退している。

裁判所が何を主張しようが、何をしようが、ロシアでは無効だ、とロシア当局のドミトリー・ペスコフ報道官と、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官はともに金曜日に説明した。

ICCを認めないのはロシアだけなのか?

123カ国がローマ規程に署名している一方で、中国、インド、サウジアラビア、トルコを含む41カ国は署名していない。

ロシアのほか、イスラエル、スーダン、アメリカでさえも署名を取り下げている。

アメリカ議会は2002年、裁判所への協力を禁止し、アメリカ人、あるいは同盟国の国民をハーグから解放するために「必要かつ適切なあらゆる手段」を、必要ならば軍事力によって許可する法律まで可決してりる。

この件に関するロシアの反応は?

クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、ICCの発表を、

「けしからん、受け入れがたい」

と述べた。

与党「統一ロシア」のアンドレイ・クリシャス上院議員は、ICCは自滅への道を歩むことになったと述べた。

元大統領でロシア安全保障会議副議長のドミトリー・メドヴェージェフは、「逮捕状」をトイレットペーパーに例えた。

クリミアの上院議員セルゲイ・ツェコフは、

「ICCの決定は、西側が作った機関が『無価値で取るに足らないもの』になったことを実証している」

と警告した。

リボバ・ベロバ氏は、戦闘地域から子どもたちを救出するための活動を評価する「国際社会」に皮肉を込めて感謝した。

以上。

「ロシア・トゥデイ(RT)について」

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現在、RTは5大陸、100カ国以上で視聴可能です。主流メディアが見落としているストーリーをカバーし、時事問題に対する新たな視点を提供し、主要なグローバルイベントに対するロシアの視点を国際的な視聴者に伝えています。 2021年1月の時点で、RTのウェブサイトは合計で1億5000万以上の月間アクセス数を記録しています。2020年、RTは世界のTVニュースネットワークとして初めて、YouTubeのチャンネル全体で100億ビューを達成しています。

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