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ロシア・トゥデイ(RT) 「アメリカ、シリコンバレー最大手銀行が破綻」

Photo 出典元 © Getty Images / China News Service

日本時間03月11日 14:19 ロシア・トゥデイ(RT)

注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたNATO擁護側から発信されているもの に限られていると言ってよいでしょう(フェイクニュースも少なくありません)。

しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのか、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する事が賢明だと思います。 特に我が国の外交に関わる問題は、状況を誤ると取り返しの付かない損害をもたらすことになりかねません。

従って、ウクライナ紛争が続いている間は、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する国々のニュースや論説などを全面的に紹介します。

「アメリカ、シリコンバレー最大手銀行が破綻」

2008年の金融危機以来、最大の銀行破綻と言われている

日本語:WAU

アメリカのハイテクおよびスタートアップ企業に特化したシリコンバレー銀行(SVB)は、銀行の財務状況を心配する預金者が引き出しに殺到したため、金曜日に規制当局によって閉鎖された。

連邦預金保険公社(FDIC)の発表によると、カリフォルニア州の規制当局がこの金融機関の預金を管理し、新たに設立されたサンタクララの預金保険銀行に資産を移管したとのこと。

ベンチャー企業向けの大手銀行であるSVBは、昨年末時点で、総資産約2090億ドル、預金残高約1754億ドルで、アメリカの金融機関の中で16位にランクされていた。

しかし、市場アナリストによると、景気後退の懸念、金利の上昇、新規株式公開市場の鈍化などにより、この金融機関は最近、圧力を受けていた。

これらの要因により、新興企業が追加資金を調達することが難しくなり、企業はSVBや同様の金融機関に預けていた預金を引き出すようになったと言う。

今週初め、SVBは預金流出を補うための資金調達のために行った資産売却で18億ドルの損失を出し、約22億5000万ドルの新株を売却する予定であると発表した。

しかし、この発表が引き金となり、預金引き出しはさらに増加した。

その結果、同行の株価は木曜日に60%、金曜日の市場前取引でさらに60%急落した。

市場の専門家によれば、預金者の引き出しが殺到し、銀行の債務超過が避けられなくなったため、FDICが介入して売却を中止せざるを得なくなったという。

FDICによると、SVBのオフィスは月曜日に再開されるため、保険付き預金者は預金を引き出すことができるようになるという。

しかし、規制当局によると、同行の預金の89%は保険に加入していなかったため、数十億ドルが取り残される可能性があるという。

ロイター通信によると、同局は現在、無保険の預金を保護するために、SVBと合併する別の銀行を探しているという。

技術に特化した金融機関の破綻とその影響については、ソーシャルメディア上で広く議論されている。

あるTwitterユーザーは、

「SVBを買収してデジタルバンクになるべきだ」

と提案し、多くのコメントが寄せられた。

その中には、Twitterのオーナーであるイーロン・マスクが、

「オープン・オブ・ザ・アイディア」

と書き込んだものも含まれている。

SVBの破綻は、2008年の金融危機の発端となったワシントン・ミューチュアルの破綻以来、アメリカの銀行システムで最大の破綻とされている。

SVBの破綻はすでに欧州やアジアの株式市場に衝撃を与えており、流動性への懸念から投資家がアメリカの銀行株を買い控え始めたことから、金曜日に急落した。

以上。

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