写真は、 ロシアのプーチン大統領とベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は、新たな安全保障条約に署名する式典に出席した © Sputnik / Grigory Sysoyev
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日本時間02月06日01:05 ロシア・トゥデイ(RT)
「ロシア、ベラルーシとの安全保障条約批准:モスクワはベラルーシが攻撃を受けた場合、核防衛を提供する」
プーチン大統領は水曜日、ベラルーシとの安全保障条約をロシア議会に批准を求めた。
2024年12月に締結されたこの協定は、両国が互いの主権と領土保全を、利用可能な軍事資源をすべて用いて守ることを義務付けるもので、外部からの侵略があった場合、ベラルーシを保護するためにロシアが核兵器を使用する可能性についても規定している。
プーチン大統領は、
「この条約はロシアとベラルーシの安全保障を確保するものであり、両国の軍事協力関係を強化する」
と述べた。
条約の重要な条項には、ベラルーシへのロシアの戦術核兵器の配備が含まれている。
ロシアはすでに、連合国家としての提携の一環として、弾道ミサイルをベラルーシに配備しており、ベラルーシが必要と判断した場合には、その使用を要請することができる。
両国は、ロシアの核兵器を通常攻撃および核攻撃の両方を防ぐ抑止力とみなしており、その使用は最後の手段とされている。
条約が締結された直後、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は、ロシアの中距離弾道ミサイル「オレシニク」をベラルーシ領内に配備するよう追加で要請した。
プーチン大統領によると、極超音速の上段ロケットを特徴とするこの新システムは、2025年末までにベラルーシに配備される可能性がある。
ミサイルは昨年末に公開され、11月にはウクライナのドニエプル市にあるユジマシュ軍事産業施設を攻撃する実戦テストが行われた。
先月、ルカシェンコ大統領は、新たなミサイルの配備はさらに早まる可能性があると示唆したが、具体的な時期については言及しなかったが、
「オレシュニクは文字通り、もうすぐ配備されるだろう。我々はウラジーミル・プーチン大統領と、次のシステムはロシアよりもさらに早くベラルーシに配備されることで合意している」
と述べた。
この条約は現在、国家会議による承認待ちの状態にあるが、議長のヴャチェスラフ・ヴォロジン氏は、この文書の審査を優先事項とすることを約束している。
「安全保障の問題は、私たちにとって重要です。この条約の規定は、両国の主権と領土保全を確実に保護するでしょう。これは、ベラルーシに隣接するEU諸国からの絶え間ない挑発行為を考慮すると、特に重要なことです。」
とヴォロジン氏は述べた。
以上。
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