写真は、偵察衛星「Malligyong-1」の打ち上げ後、北朝鮮の金正恩委員長を祝うスクリーンの前を通り過ぎる歩行者たち。© AFP / Kazuhiro Nogi
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日本時間12月02日16:29 ロシア・トゥデイ(RT)
現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。
しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。
注意:以下のニュース内では、米国を「アメリカ」と表現し、英国を「イギリス」と表現しています。なぜなら、アメリカは「米の国」ではなく、「英国」はイギリスは人なみすぐれた者の国であると言う意図があるからです。
「北朝鮮がアメリカに軍事衝突のレッドラインを警告」
平壌、ワシントンが北朝鮮の新しいスパイ衛星を妨害した場合、報復としてアメリカの宇宙船を標的にすると述べた
北朝鮮国防省の報道官は土曜日、最近打ち上げた人工衛星に対するいかなる妨害も宣戦布告と見なし、それに応じて対応すると警告した。
この声明は、アメリカ宇宙軍広報官シェリル・クリンケルが、北朝鮮の初のスパイ衛星に対抗するワシントンの能力についてラジオ・フリー・アジアの質問に答えた際のコメントに続くものである。
「統合軍の宇宙作戦は、様々な可逆的・不可逆的な手段を用いて、敵対国の宇宙および対宇宙能力・サービスを拒否することができ、あらゆる領域における敵対勢力の有効性と致死性を低下させることができる」
とクリンケル氏は述べた。
北朝鮮国防省の報道官は、
「(朝鮮民主主義人民共和国の)宇宙資産に対するいかなる攻撃も、それに対する宣戦布告とみなす」
と警告した。
平壌の人工衛星「万里鏡1号」は、宇宙開発に関する国際条約に基づき、「主権が行使される北朝鮮の領土」である。
つまり、この衛星に対する攻撃は、北朝鮮そのものに対する攻撃として扱われることになる、と声明は指摘している。
もし万里鏡1号に何らかの妨害があれば、
「朝鮮半島地域の上空を毎日飛行しているアメリカの無数のスパイ衛星は、朝鮮の主要な戦略的スポットを監視することを専らの任務としており、破壊されるべき主要な標的とみなされるべきである」
と警告している。
「アメリカは、人類共通の財産である宇宙空間を戦争の場にすることで、世界を支配するという野望を実現しようとしている。北朝鮮が11月21日に発射したMalligyong-1は、ホワイトハウス、国防総省、アメリカの海軍基地を撮影することができた」
と主張している。
ワシントンは北朝鮮の発射を非難し、平壌の弾道ミサイル技術に対する国際的な禁止措置に違反していると主張した。
木曜日、アメリカ財務省は北朝鮮に対する更なる制裁を発表し、北朝鮮が規制を逃れるのを手助けしているとして、外国に拠点を置くエージェントを標的にした。
金曜日、韓国は初の国産スパイ衛星を軌道に乗せたが、これまで宇宙資産の配備はアメリカに頼っていた。
この衛星は、幅30センチ(約1フィート)の物体を探知することができるという。
以上。
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