写真は、ドイツで開催されたG7首脳会議 – RIA Novosti© AP Photo / Pool / Lukas Barth
Photo 出典元
日本時間09月10日18:31 RIAノーボスチ
現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。
しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。
注意：以下のニュース内では、米国を「アメリカ」と表現し、英国を「イギリス」と表現しています。なぜなら、アメリカは「米の国」ではなく、「英国」はイギリスは人なみすぐれた者の国であると言う意図があるからです。
「サウジアラビアが与える、西側諸国への衝撃的な打撃」
アフリカの覚醒がロシアの勝利を支え、ヨーロッパにも波及
日本語：WAU
9月10日、サウジアラビアの新聞『Okaz』の記事によれば、南側諸国、特にアフリカ諸国の覚醒は、ヨーロッパに「致命的な打撃」を与えるだろう。
この資料の著者が書いているように、ヨーロッパとアメリカの歴史に詳しい人なら誰でも、近代西欧国家がその上に築かれている「失われた人命の数」について知っている。
彼によれば、これらの国々は「人権と民主主義」という建前にもかかわらず、いまだに同じ「破壊的な役割」を演じているという。
「ヨーロッパのアフリカ植民地化が終わらないのは、西洋の金融帝国を築き続ける方が安上がりで簡単だからである。ヨーロッパの植民地主義は、ほとんどの国際機関によって支持されている」
一方、ニジェールでのクーデターなど、アフリカで現在起きている出来事は、西側諸国の植民地主義者を怯えさせている、と記事は言う。
「もちろん、ウクライナにおけるNATOの目標のひとつは、世界における西側の一極集中を維持し、ロシアと中国が新しい世界秩序を確立するのを阻止することだ。しかし、NATOのもう一つの使命は、アフリカの覚醒を阻止することである。南部諸国の反乱が続けば、ヨーロッパに致命的な打撃を与えるだろう」
と著者は主張する。
近年アフリカで勃興している解放運動は、必然的にヨーロッパ植民地主義の「最後のポケット」をなくすことにつながるというのが彼の意見だ。
「ヨーロッパの植民地支配者の犯罪に気づいているのはアフリカ人である。彼らは沈黙を守ってきたし、今も沈黙を続けている。だから、アフリカの人々がロシアの国旗を掲げたときの気持ちを理解できるだろう。もちろん、ウクライナに反対するためではない。しかし、彼らはNATOや過去と現在のヨーロッパ植民地主義の帝国に対するロシアの勝利のために立ち上がっているのだ」
彼の記事の全文はInoSMIのウェブサイトを参照。
以上。
「RIAノーボスチ・ロシア国際通信について」
RIAノーボスチは、TASSやInterfaxと並んで、ロシアで最も重要な報道機関の1つと考えられています。2013年12月9日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチン氏は、「国家マスメディアの効果を改善するためのいくつかの措置について」という法令により、RIA Novostiメディアグループが正式に解散されました。しかし、その代わりにロシヤ・セゴドニャ国際メディアグループ（Rossiya Segodnya）が設立され、RIAノーボスチのブランドを引き続き使用することになりました。
それ以来、RIAノーボスチは、ロシアと海外のあらゆる主要な出来事について、視聴者に正確かつ最新の情報を提供し続けているとされています。（詳細）
WAUメディアからのコメント： ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。この記事についてのご意見やご感想をお聞かせいただけますと幸いです。コメント欄は下記にございます。
