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RIAノーボスチ・ロシア国際通信「予想通り、今年のダボス会議は、世界の知性の躍進とはならなかった」

Photo 出典元 © AP Photo / Markus Schreiber

ロシア時間5月27日08:00 RIAノーボスチ
by ドミトリー・コシレフ
Dmitry Kosyrev

「RIAノーボスチ・ロシア国際通信について」

RIAノーボスチ・ロシア国際通信は TASS や Interfax と並んで、ロシアで最も重要な報道機関の一つと言われています。 2013年12月9日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチン氏の『国家マスメディアの効果を改善するためのいくつかの措置について』という法令により、RIA Novostiメディアグループは正式に解散しましたが、代わりにロシヤ・セゴドニャ国際メディアグループ(Rossiya Segodnya)が設立され、引き続きRIAノーボスチのブランドを使用することになりました。

それ以来、RIAノーボスチは、ロシアと海外のあらゆる主要な出来事について、正確で最新の情報を視聴者に提供し続けていると言います(詳細:ロシア語」

注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたNATO擁護側から発信されているもの に限られていると言ってよいでしょう。 中にはフェイクニュースも少なくありません

しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する方が賢明だと思います。 特に我が国の外交に関わる問題は、状況を誤ると取り返しの付かない損害をもたらすことになりかねません。

従って、この一連のウクライナ紛争のニュースに関しては、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する国々のニュースソースを全面的に解説しています。

「予想通り、今年のダボス会議は、世界の知性の躍進とはならなかった」

日本語解説:WAU

興味深い数字として、2020年3月から2022年3月までのパンデミック災害時には、30時間ごとに新しい億万長者が世界に出現し、すなわち573人がこの期間に出現している。

そして、今年すでに2億6300万人が絶対的貧困に陥ると予想されており、これは33時間に1人の割合だ。

同時に、世界で最も裕福な10人は、人口の下位40%、つまり31億人よりも多くのお金を持っている。

誰が、なぜ、このような試算を出したのか、必要な免責事項や説明を明らかにしておこう。

貧困と不正を根絶するための持続的な支援・活動を90カ国以上で展開している国際組織、OXFAMがその資料を作成した。

そう、単純な左翼思想に熱中する社員がいる理想郷の団体だ。

2022年が終わるのはまだ先で、2億6300万人ではなく、もしかしたら2億人、あるいは1億人が貧困層になるかもしれない統計を使ったゲームの事は、特に未来を予測するゲームではよく知られていることである。

しかし、億万長者については、すべてが確実な事実である。

なぜ、その文書が必要だったのか?

先日終了した世界経済フォーラムダボス会議)に向けて作成されたものである。

その会議は、億万長者の集まりで、政府関係者を招いて生き方を説明する場である。

OXFAMは、この集まりに恥をかかせたかったのかもしれない。

さて、理想主義に苦しむ参加者が多い組織であることは申し上げたとおりだ。

予想通り、今年のダボス会議は、グローバル・インテリジェンスの躍進とはならなかった。

ほぼ全面的に、ロシアがウクライナでいかにひどい振る舞いをしているかという話に終始した。

そして、世界中の誰も、この会談に特に目を留めなかったのである。

ウクライナを説得してモスクワとの交渉を開始させるだけでなく、いくつかの領土(実際には長い間ウクライナ領ではなかった領土)を譲り渡すべきだという、突然流行りだしたアイデアで、世界外交の長であるヘンリー・キッシンジャーがダボス会議に乱入したという事実を除けば、であるが。

ヘンリー・キッシンジャー氏

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結局、このフォーラムは失敗に終わったが、億万長者の誕生に関するニュースについては、水面下で円陣が組まれていた。

例えば、香港のサウスチャイナ・モーニング・ポストの論評では、著者はアレックス・ローという、各地でジャーナリストとして活躍してきた「グローバル・チャイニーズ」である。

アレックス・ロー氏

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「歴史は人に何も教えない。人は古い過ちを繰り返さないかもしれないが、新しい過ちを犯すものだ。そして今、私たちは、わずかな危機に際して常に大富豪に支えられ、人類の大半を犠牲にしてきた国際金融システムを目の前にしているのだ」

とロー氏は言う。

つまり、彼は、

「なけなしのお金で火を消そうとしても、「大きすぎて潰せない」カテゴリーの企業(経済問題の元凶であることが多い)を逆に救済し、中小企業を労働者とともに苦しめるのである。要するに、今やあらゆる危機は、資本を持つ者がさらに豊かになるためのチャンスなのだ」

と言っているのだ。

もし、この左寄りの中国人が何か壮大な解決策を提案していると思っている人がいたら、それは残念なことだ。

彼は、超富裕層には90%までの税金をかけるべきだ、つまり彼らのお金を取り上げるべきだと言っているのだ。

この考えは、以前から何度も言われていたことで、イギリスなどヨーロッパ諸国でも同様の税金が導入されていた。

しかし、危機の解決にはならず、経済を破壊し、皆が貧しくなってしまった。

ところで、OXFAMは何を推奨しているのか?

医療、石油・ガス、食品産業が、この期間中に大富豪に最も多くのお金をもたらしたという観察以外、ほとんど何もないのである。

その上、まさに100年前と同じ超富裕層税を世界的に提案している。

貧しい人にお金をあげること。

しかし、「その時」お金は存在するのか、それとも「突然の何か」が起こるのか?

もちろん、このような統計から得られるものは多い。

問題の規模を示し、比較するための根拠となる。

事実、人類の歴史には似たような時代がたくさんある(これは何も教えてはくれないが)。

1918年(第一次世界大戦の終結)から1929年(アメリカの世界恐慌の始まりで、全世界とは言わないまでも、強欲な列強の植民地など、そのほとんどに影響を与えた)までのわずか10年間である。

10年もの間、「ダンスと快楽」の連続であった。

誰もがお金を持っているわけではなかったが、「黄金の10億人」と呼ばれる、所謂、西側先進国の住人はお金を持っていた。

ミリオネアがどこにでもいた。

それ以外の人たちも、いい人生を歩んでいた。

ニューヨークにはたくさんのナイトクラブがあり、その隣には燕尾服やイブニングドレスのレンタルショップがあり、それがないとクラブに入れないようになっていた。

少なくとも一晩は、ほとんどの人が大金持ちになったような気分になれた。

その時代を描いたチャップリンの映画がたくさんある。

ちなみに、貧乏人のための場所、超貧乏人のための場所もあった。

さて、その狂乱の10年の直後に何が起こったか?

世界恐慌がどんな戦争を誘発し終わったか、私たちは知っている。

そして今、またシステムに何か問題があることは誰の目にも明らかなのだ。

誰もが同意し、大きなトラブルを予感している。

しかし、現在起きていることと、それは似ているのだろうか?

そうではない。

現在の世界の危機は、第一次世界大戦(軍事行動、世界の価値観革命、パンデミック)に似ているようだが、パンデミックに始まり、それに終わらない、異なる順序で出来事が展開されている。

そのため、現在、億万長者が異常に増えているのは、一昔前と全く同じパターンではない。

歴史は同じことを繰り返すだけでなく、以前と同じ順序で総崩れのすべての段階を経なければならないとは限らないのだ。

以上。

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日本語解説について

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