写真は、2021年6月23日、メルボルンで、地元の香港、チベット、ウイグルのコミュニティのメンバーを含む活動家たちが横断幕やプラカードを掲げ、中国の人権問題をめぐって2022年の北京冬季オリンピックをボイコットするようオーストラリア政府に要求。by WILLIAM WEST/AFP via Getty Images
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米国時間02月04日Breitbart News
「ブライトバート・ニュース・ネットワーク(Breitbart News Network)は、アメリカ合衆国のオンラインニュースサイトで、ラジオ放送(Breitbart News Daily)も行っています。政治性向は極右であるとして、ニューヨーク・タイムズは同サイトを、虚偽報道、女性嫌悪・外国人嫌悪・人種差別的なサイトと一時批難していましたが、現在では削除しています。彼らを批判しているサイトにもデマは多数ある上、信用に足る根拠が明示されていない場合も多いとされています。同サイトはトランプ大統領の当選に大きな役割を果たしたとされており、アレクサ・インターネットによれば、2014年の時点で世界の報道機関カテゴリーの中で上位50位に入るほどの規模となっています」
by ワーナー・トッド・ヒューストン
Warner Todd Huston
日本語解説:WAU
「IOC会長、中国のウイグル人虐殺を「政治問題」とし全ての人道的懸念を否定」
ワーナー・トッド・ヒューストン氏の記事によると、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は、ついに中国について発言しましたが、中国が行っているウイグル人虐殺については、単なる「政治的」問題だとし、すべての懸念を否定したと伝えています。
イギリスの大手一般新聞であるガーディアン紙によると、今週の記者会見でバッハ氏は、IOCは政治に関与していないと主張したと言います。
中国のウイグル人虐殺は国際的に広く非難されているにもかかわらず、バッハ氏はこの問題を国家間の政治的な議論に過ぎないと定義しました。
バッハ氏は、
「中国のウイグル人虐殺に関する質問に対して、政治的な問題にはコメントしないというのが我々の立場です」
と断言し、
「もし、政治的な立場に立ち、緊張や紛争、対立の渦中に身を置くことになれば、大会を危険にさらすことになります。オリンピックが政治的な問題の上に立ってこそ、スポーツで各国を結びつけることができるのです。私たちは政治的に中立でなければならず、政治的目標を達成するための道具になってはならないのです」
と述べたと言います。
写真は、2月4日北京、国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長は、2022年2月4日、中国・北京の北京オリンピックパークで開催された2022年冬季オリンピックの聖火リレーで、メディアに向けてスピーチを行っている様子 by Lintao Zhang/Getty Images
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しかし、ほとんどの国が、中国のジェノサイドを非難し、共産主義国家の人権侵害の記録を非難している中、バッハ氏がスポーツで「統一される」ことを望んで、中国がウイグル人に対して行っている大量虐殺行為を非難しないことのほうがが問題となりそうです。
43カ国という広範囲に及ぶグループが、赤い巨人の人権侵害をめぐり、中国に対して国連に苦情を登録しているのです。そして、この非難は何も新しいものではありません。
ヒューマン・ライツ・ウォッチによると、中国の人権侵害を非難する宣言は、43カ国のグループが国連に苦情を申し立てた2014年にさかのぼります。
「ヒューマン・ライツ・ウォッチは、新疆ウイグル自治区のトルコ系イスラム教徒に対して行われている大量拘束、拷問、強制労働などの虐待は、人道に対する罪にあたると判断しました。国連加盟国は、北京にこれらの虐待を終わらせるよう要求するだけでなく、責任者に責任を取らせるための国際的な取り組みを支援すべきである」
と述べていましたが、当時、中国は反抗的で、
「中国の内政は(干渉を)許さない」
と国連を非難していました。
中国による、キリスト教徒、イスラム教徒、少数民族に対する虐待に反対することは、「政治的」とは言い難く、これは、紛れもない、「人道的」な問題なのです。
以上。
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翻訳者からのコメント:
ここまで読み進めていただいた貴重なお時間ありがとうございます。記事が面白いと思っていただきましたら、是非、SNSにシェアしてくださいませ。