写真は、タイム誌の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」号の表紙を飾ったイーロン・マスク氏(タイム誌via AP)
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米国時間12月16日NY POST
by トッド・シーヴィー
Todd Seavey
日本語解説:WAU
「イーロン・マスクこそ、私たちが今必要としているヒーロー?」
トッド・シーヴィー氏の記事によると、大富豪のイーロン・マスクは、宇宙船や電気自動車といった驚異を世界にもたらし、タイム誌の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
では、この地球の政治家たちはどう反応しているでしょうか?
反資本主義のデマゴーグ、エリザベス・ウォーレン上院議員(民主党)は怒りと羨望を込めて反応し、マスクはもっと税金を払うべきだと言いました。
ウォーレン議員は火曜日に、「パーソン・オブ・ザ・イヤー」が実際に税金を払い、他の人たちに「たかる」のをやめるように、「不正な税制を変えよう」とツイートしています。
これに対して、マスク氏の反応はと言うと、
「マネージャーを呼ばないで下さい、上院議員」
と答えています。
あなたはこの男を愛さなければならない
「イーロン・マスク」は、ベンジャミン・フランクリン、トーマス・エジソン、スティーブ・ジョブズのような、アメリカン・オリジナルです。
ベンジャミン・フランクリンの十三徳
ベンジャミン・フランクリン(1705年1月6日 – 1790年4月17日)の、『自伝』(第6章)によると、1728年ごろに彼は「道徳的完全に到達する大胆で難儀な計画」を思いつきました。この理想を実行するため、自らの信念を十三の徳目にまとめています。彼は毎週、一週間を徳目の一つに捧げて、年に4回この過程を繰り返したと伝えられています。
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1. 節制 飽くほど食うなかれ。酔うまで飲むなかれ。
2. 沈黙 自他に益なきことを語るなかれ。駄弁を弄するなかれ。
3. 規律 物はすべて所を定めて置くべし。仕事はすべて時を定めてなすべし。
4. 決断 なすべきをなさんと決心すべし。決心したることは必ず実行すべし。
5. 節約 自他に益なきことに金銭を費やすなかれ。すなわち、浪費するなかれ。
6. 勤勉 時間を空費するなかれ。つねに何か益あることに従うべし。無用の行いはすべて断つべし。
7. 誠実 詐りを用いて人を害するなかれ。心事は無邪気に公正に保つべし。口に出すこともまた然るべし。
8. 正義 他人の利益を傷つけ、あるいは与うべきを与えずして人に損害を及ぼすべからず。
9. 中庸 極端を避くべし。たとえ不法を受け、憤りに値すと思うとも、激怒を慎むべし。
10 清潔 身体、衣服、住居に不潔を黙認すべからず。
11. 平静 小事、日常茶飯事、または避けがたき出来事に平静を失うなかれ。
12. 純潔 性交はもっぱら健康ないし子孫のためにのみ行い、これにふけりて頭脳を鈍らせ、身体を弱め、または自他の平安ないし信用を傷つけるがごときことあるべからず。
₁3. 謙譲 イエスおよびソクラテスに見習うべし。
そして、次世代の若いイノベーターのモデルであり、ウォーレンやAOCのような流行に敏感な新社会主義者の完璧な解毒剤であってほしい人物です。
ウォーレン氏は富裕税を推進しており、マスク氏のような規模の財産の少なくとも年間2%を政府が差し押さえ、彼女と彼女の同僚が使うべきだと考えています。
しかし、富の直接没収は経済的に危険な動きであり、政権が末期であることを告げています。マスク氏はもっと大きな魚を狙っているのです。
テクノロジーは、私たちが知っている世界を少し改善するだけではなく、その世界からより良い新しい世界へ脱出する手段を提供してくれるのです。
彼は、暗号通貨「Dogecoin(ドージコイン)」を、政府が製造する不換紙幣からの部分的な逃避先として宣伝しています。
写真は、2021年12月13日、ニューヨークで開催されたタイムパーソン・オブ・ザ・イヤーに出席したイーロン・マスク。テオ・ワーゴ/ゲッティ イメージズ フォー タイム
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マスク氏のツイッターの活用は、今やほとんど誰でも、ほぼゼロコストで大物政治家を嘲笑し、地球全体を笑いの渦に巻き込むことができることを思い起こさせてくれます。
彼の会社スペースXは、我々の世界を超えた宇宙が、NASAという高価で非効率的な政府の官僚機構によってのみ枠づけられるのではない、可能な未来の一端を垣間見せてくれます。
宇宙技術は、いつか人々が「イーロン・マスク」自身から逃れることさえ可能にするかもしれないのだから、それは当然です。彼の元恋人で、カナダの電子音楽家であり、彼の発音できない息子の母親でもある「グライムス」は、最近別れた後、もしマスク氏が火星の植民地化を決意したら、木星の衛星エウロパに競合する「レズビアン宇宙共同体」を設立して対応するかもしれないとジョークを言ってます。
2021年12月13日、イーロン・マスクと息子のX → A-12、タイムパーソン・オブ・ザ・イヤーの偶数回のステージにて。(テオ・ワーゴ/ゲッティ イメージズ フォー タイム)
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シーヴィー氏は次のような文章で最後に締めくくりました。
「私はすべてのマスク・ファンを代表して、それは素晴らしいことだと言っているつもりです。みんなのためのスペースがそこにあるのです。
カール・マルクスの本を読んでいるところを写真に撮られたときと同じように、ウォーレン上院議員はただ彼を荒らしているのです。
確かに、マスク氏の会社は政府の助成金を求め、NASAと提携してビジネスを展開しました。しかし、彼は自分の出し分も支払っているのです。
『2秒でも目を開ければ、私が今年、歴史上のどのアメリカ人よりも多くの税金を支払うことに気づくだろう』
と、マスク氏はウォレンに宛てて書いています。
ウォーレンにとってはどうでもいいことだろうが、彼女は、「たかり」という言葉を信じられないほど逆さまに使っているように、マスクの財産も含めて、とにかくすべてが政府のものだという思い込みを持っているだけなのです。
それに反対し、次の社会福祉プログラムを超えて人類の次の進歩に目を向けたイーロン・マスクに声援を送ります。
次はウォーレンを宇宙へ飛ばしてくれるかもしれませんね。
以上。
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この記事の感想:
翻訳者からのコメント:
ここまで読み進めていただいた貴重なお時間ありがとうございます。記事が面白いと思っていただきましたら、是非、SNSにシェアしてくださるとありがたいです!