写真はグレッグ・アボット氏(テキサス州知事)
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米国時間12月日DailyWire.com
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by ベン・ザイスロフト
Ben Zeisloft
日本語解説:WAU
「アボット・テキサス州知事、世界的なサプライチェーンの危機に対応し、テキサスを半導体製造のハブにする計画」
ベン・ザイスロフト氏によると、グレッグ・アボット(テキサス州知事)は、世界的なサプライチェーンの危機によって重要な産業が影響を受けている中、ローンスター・ステート(Lone Star State)の愛称で知られる、テキサス州を半導体製造のハブにする計画を進めています。
日曜日に行われた「Fox Business」のインタビューで、アボット氏は、米国が特定の主要材料の製造を外注したのは誤算だったと主張し、次のように述べました。
「現在の半導体にしても、コロナの時に必要だった医療用品にしても、いずれにしても、半導体のような必要不可欠なものを中国や他の国に頼らないようにする必要があります。だからこそ、テキサス州は、人々が必要なあらゆるものに使われる半導体の本拠地として、その道をリードしているのです。それは、iPhoneやノートパソコンだけではありません。製造業が行われている全てに、そして自動車にも使われているのです」
実際、サプライチェーンのボトルネックは、世界的な半導体不足を引き起こしており、特に自動車メーカーの経営陣は頭を悩ませています。
先月、フォード社はカリフォルニアの「グローバルファウンドリーズ社」とコンピューターチップ開発のための戦略的契約を結びましたし、ゼネラルモーターズ社も同様にメーカーとの関係強化を図っています。
一方、サムスンは「テキサス州テイラー市」に170億ドル規模の半導体工場を建設すると発表しましたが、これは「テキサス州史上最大の外国直接投資」となります。
アボット知事は声明の中で、
「サムスンのような企業がテキサスへの投資を続けるのは、テキサスの世界クラスのビジネス環境と優れた労働力のおかげです。サムスンがテイラー市に新設する半導体製造施設は、テキサス州中央部の勤勉な人々とその家族に無数の機会をもたらし、半導体産業におけるテキサス州の継続的な卓越性に大きな役割を果たすでしょう」
と述べています。
「テイラー経済開発公社」社長兼CEOのマーク・トーマス氏は、
「米国史上最大の外資系経済開発プロジェクトのひとつであるこのプロジェクトに対するサムスンのコミットメントは、記念碑的と言っても過言ではありません」
と付け加えました。
マーク・トーマス氏
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アボット知事が述べたように、サプライチェーンの滞留により、「心臓病治療薬」、「抗生物質」、「抗がん剤」など数十種類の医薬品の供給が脅かされています。
米国食品医薬品局(FDA)は次のように述べています。
「メーカーに対し、コロナの発生によりサプライチェーンのどの領域でも影響を受ける可能性のある原薬、最終投与形態、あらゆるコンポーネントを含む、サプライチェーン全体を評価するよう求めます」
「米外交問題評議会」によると、米国企業は中国やインドからの医薬品輸入への依存度を高めています。2020年3月の時点で、医薬品原体の80%、ジェネリック医薬品の90%がこの2国からのものです。
サプライチェーンと労働力不足の危機は、防衛産業にも影響を与えています。
軍需メーカーの「ノースロップ・グラマン社」のCEOであるキャシー・ウォーデン氏は、CNBCのインタビューの中で、
「来年に向けて私たちが直面するであろう課題を考えるとき、私たちが目にしている労働力不足は、突然、頭の片隅に浮かぶようになりました。労働参加率の低下と同時に、私たちの仕事を支えるために必要な種類のスキルに対する需要が増加しています」
と述べています。
キャシー・ウォーデン氏
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以上。
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翻訳者からのコメント:
ここまで読み進めていただいた貴重なお時間ありがとうございます。記事が面白いと思っていただきましたら、是非、SNSにシェアしてくださるとありがたいです!