写真は、テスラとスペースXのCEO、イーロン・マスク© Michael M. Santiago/Getty Images
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日本時間06月07日17:49 ロシア・トゥデイ（RT)
「マスク氏、トランプ氏との決別後、新政党設立を宣言」
アメリカ大統領との公然の確執を経て、テック起業家の政治的転身が始まる
テスラとスペースXのCEOであるイーロン・マスクは、「アメリカ党」の創設を提案し、政治戦略の急激な転換を示した。
この動きは、昨年の選挙でマスクが強く支持したドナルド・トランプ次期アメリカ大統領と公の場で対立した後のことで、マスクは親トランプ派の政治団体を設立して資金を提供し、2億6,000万ドル以上を寄付していた。1月にはトランプから、連邦政府の官僚主義や無駄遣いを削減することを任務とする新設の政府効率化省（DOGE）の共同指導者に任命された。
今回の政治的格差の拡大を受けて、マスクは今週Xで世論調査を実施し、2億2000万人のフォロワーに「中間層の80％」を代表する新政党を立ち上げる時期が来たかどうかを尋ねた。
世論調査は560万以上の回答を集め、約80％が支持を表明し、
「国民は語った。アメリカには新しい政党が必要だ！アメリカ党」
という名前を宣言した。
マスクがトランプ大統領の2.4兆ドル規模の税制・歳出法案を非難し、「最悪な醜態 」と呼んだことで、マスクとトランプの溝は深まり、トランプは、スペースXやテスラを含むマスクの会社との連邦政府との契約を取り消すと脅して報復した。
この対立はソーシャルメディアに飛び火し、マスクはトランプがジェフリー・エプスタインのスキャンダルと関係があると非難し、彼の弾劾を求めた。エプスタインは金融業者であり、有罪判決を受けた性犯罪者で、2019年に未成年者売買の容疑で逮捕された。彼は係争中の状況下で刑務所で死亡し、著名人とのつながりに関する継続的な精査を呼び起こしている。
一部の民主党議員は、マスクが政治的に軸足を移す可能性を示唆しているが、仲間割れを歓迎する議員もいる。アレクサンドリア・オカシオ＝コルテス下院議員は、
「この2人の巨大なエゴは、友人としてこの世に一緒にいることを望まれていなかった」
と述べ、この分裂を「長年の懸案 」と呼んだ。
確執は金融市場にも波及し、テスラ株は14％下落し、トランプ・メディア株は木曜日に8％下落したが、翌日にはいくらか回復した。
ロシアのドミトリー・メドベージェフ元大統領は、トランプとマスクの「和平交渉」を仲介することをユーモアを交えて申し出て、
「我々は、DとEの間の和平取引の締結を合理的な料金で促進し、スターリンクの株式を代金として受け取る用意がある。喧嘩するなよ、みんな」
メドベージェフはXへの投稿でこう書いている。
以上。
日本語：WAU
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