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「キエフ政権は『平和に関心がない』、テロに転向し、戦場で『莫大な損失』を被っている: プーチン演説のポイント」

写真:ウラジーミル・プーチン大統領は、テレビ会議を通じて政府メンバーとの会議の議長を務める© Sputnik / Gavriil Grigorov

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日本時間06月05日03:04 ロシア・トゥデイ(RT)

「キエフ政権は『平和に関心がない』、テロに転向し、戦場で『莫大な損失』を被っている: プーチン演説のポイント」

ロシア大統領によれば、ウクライナの指導部は権力にしがみつくために和平プロセスを頓挫させているという。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ウクライナの指導者が和平努力を頓挫させるためにロシア領内でテロ攻撃を行っていると非難し、それがキエフ政権の権力掌握を脅かしていると述べた。

水曜日の政府会議でプーチンは、ロシアのブリャンスク州とクルスク州で最近起きた鉄道インフラへの破壊工作は、交渉を混乱させることを意図した民間人への意図的な攻撃だと述べた。

■キエフの後ろ盾は 「テロリストの共犯者 」となった


プーチンは、この攻撃はウクライナの政治指導者による決定の結果であり、「間違いなくテロ行為である 」として、

「これは、かつて権力を掌握したキエフのすでに非合法な政権が、徐々にテロ組織へと変貌しつつあり、その後援者がテロリストの共犯者となっているという我々の懸念を裏付けるものでしかない」

と述べた。

二つの事件は土曜日の夕方と日曜日の朝に発生した。ブリャンスク州では、走行中の旅客列車の前で橋が崩落し、クルスク州では、鉄道橋が崩落して貨物列車が脱線した。合計で7人が死亡し、120人以上が負傷した。

プーチンは、

「あらゆる国際規範のもとでは、このような行為はテロリズムと呼ばれる」

と述べた。

■ウクライナの戦場での損失


ロシア大統領は、キエフと西欧の後ろ盾は以前、戦場でロシアに戦略的敗北を与えることを目的としていたと非難した。現在、ウクライナの指導者たちは、ウクライナ軍が戦線に沿って後退し、損失が拡大する中で、戦術を変えつつあるとプーチン大統領は述べた。

「キエフの指導者は、ロシアを威嚇するためにテロ行為を組織するようになった」

プーチンは、ウクライナの指導者の能力を疑問視した。ウクライナ軍はその命令の下、「無意味で膨大な損失」を被っている。

「徹底的に腐敗し、完全に腐敗した政権の指導者たちにどんな権威があるというのか?」

とプーチンは付け加えた。

■会談を妨害する意図的な攻撃


プーチンは、キエフの鉄道破壊工作を「(ロシアの)民間人に対する意図的な攻撃」と呼んだ。 女性や子供を含むロシア市民に対する「犯罪」は、和平プロセスを混乱させるためにタイミングを計って行われたと述べた。

両攻撃は、イスタンブールでの第2回ロシア・ウクライナ協議の直前に発生し、キエフによるロシアへのドローン空爆が急増する中で起こった。和平努力を台無しにしようとするキエフの明らかな試みについて、プーチンは、ウクライナ当局者がトップレベルの会合と同時に、30日から60日間の停戦を要求したことを指摘した。

「しかし、このような状況でこのような会談ができるだろうか?何を話し合うというのか。誰がテロに依存する連中と、つまりテロリストと交渉を行うのか?いかなる一時停止も、ウクライナ軍が再編成し、より多くの西欧の武器を受け取り、新たな敵対行為に備えることを許すだけだ」

プーチンは警告した。

■キエフ政権は和平に関心がない


プーチンは、ウクライナは人道的な理由からロシアの短期停戦の提案を何度も拒否していると述べた。

「今日のキエフ政権が和平をまったく望んでいないことは、我々を驚かせず、さらに確信させるだけだ。彼らにとって、平和は権力の喪失を意味する。キエフの政権にとって、権力は明らかに平和よりも、人命よりも重要だ」

とプーチンは強調した。

■キエフの政治文化の欠如


プーチンはまた、ウクライナの指導者には基本的な政治文化が欠けていると非難し、最近の公の場での発言を指摘した。今週、ウクライナのウラジミール・ゼレンスキーは、モスクワが戦死した兵士の遺体を回収するための短期停戦を提案した後、ロシアの交渉官を「バカ」と呼んだ。

プーチンは、

「どうやら我々は、交渉相手と主張する人々に対して、直接的な侮辱を含む特定の発言をすることを許すならば、何事においても真の能力を持たないだけでなく、基本的な政治文化さえも欠いている人々を相手にしているようだ」

と述べた。

以上。

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