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日本時間04月22日00:32 ロシア・トゥデイ（RT)
「ドルは3年ぶりの安値に急落」
トランプ大統領の関税政策と連邦準備制度理事会（FRB）議長との対立が、アメリカ通貨に圧力をかけている。
ドナルド・トランプアメリカ大統領の関税戦争とパウエル連邦準備制度理事会（FRB）議長との意見の対立が激化し、市場の動揺が高まる中、ドルは月曜日に3年ぶりの安値まで急落した。
主要通貨バスケットに対するアメリカドルの動きを示すICEドルインデックスは、1％以上下落し、2022年3月以来の安値となる97.923ドルとなった。
ドルは対ユーロ、対ポンド、対円、対スイス・フランでも最安値を更新し、対ルーブルでも弱含み、2024年6月以来初めて80ドルを割り込んだ。
トランプ大統領が4月2日に「解放の日」と称し、世界の貿易相手国を標的にした関税を発動して以来、通貨は圧力を強めている。木曜日、トランプ大統領が金利をめぐりパウエルFRB議長を公然と非難したことで、市場の信認はさらに揺らいだ。
大統領はFRB議長を非難し、利下げを要求し、パウエル議長は解任される可能性があると警告した。
「もしパウエル議長が解任を望むなら、彼はすぐに解任されるだろう」
とトランプ大統領は語った。これはパウエル議長が、関税は「少なくとも一時的なインフレ上昇をもたらす可能性が高い」と警告し、利下げが迫っていないことを示唆した後の発言だった。
ホワイトハウスのケビン・ハセット経済顧問はその後、政権がパウエル議長の任期終了前に合法的に解任できるかどうか検討していると述べた。
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パウエル議長は早期退任の予定はないと述べ、FRBの独立性は「法の問題」だと強調したにもかかわらず、この衝突は投資家を不安に陥れた。
トランプ大統領は月曜日、真相究明ソーシャルへの投稿でパウエル氏を「ミスター・トゥー・レイト、大負け組」と呼び、金利を引き下げない限り経済は減速すると警告した。
アメリカ株は再び打撃を受け、ダウ、ナスダック、S&P500種株価指数はいずれも3％以上下落した。
投資家は「マクロ的な不安の新たな要因」に対処している： 業界の専門家であるバイタル・ナレッジのアダム・クリサフリ氏は月曜日、CNBCにこう語った。
エバーコアISIのクリシュナ・グハ副社長はCNBCに対し、パウエル議長解任の動きがあれば、アメリカ株式市場は急落するだろう、と語った。
トランプ大統領は2018年にパウエル氏をFRB議長に任命し、2022年にはジョー・バイデン前大統領によって再任された。
議長の任期は2026年5月までである。
以上。
日本語：WAU
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