写真：イラン外相のアッバス・アラクチ氏は、アメリカ中東特使のスティーブ・ウィットコフ氏との交渉に先立ち、オマーン外相のサイイド・バドル・アルブサイディ氏と会合した。2025年4月12日、マスカットにて©イラン外務省提供、AP通信
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日本時間04月13日08: ロシア・トゥデイ（RT)
「イランとアメリカ、核交渉の結果を発表」
双方はオマーンでの交渉を「建設的」と表現し、「実質的な協議」のために再度会合することで合意したと報じられている
土曜日、イランとアメリカはオマーンの首都マスカットで数年来初めての外交交渉を行い、テヘランの核開発計画とアメリカによる制裁緩和の可能性に焦点を当てた話し合いが行われた。
2時間半にわたる会談は、イラン外相のアッバス・アラクチ氏と、アメリカ大統領特使のスティーブ・ウィットコフ氏によって主導された。
交渉はオマーンの仲介により間接的に行われたが、正式な協議終了後、オマーンのバドル・アル＝ブサイディ外相の立ち会いのもと、両代表団の団長であるアラクチ氏とウィトコフ氏が短時間ではあるが直接会談を行った。
アラクチ氏はマスカットで記者団に対し、第1回目の交渉を「建設的」で「穏やかで非常に敬意に満ちた雰囲気」のもとで行われたと述べた。
「不適切な言葉は使われず、双方は対等な立場から双方に有利な合意を達成するまで協議を進めるという強い意志を示した」
と、イラン外相は述べた。
アラクチ氏によると、双方は次回の協議で今後の合意に向けた大枠をまとめることを目指しており、同氏は、2回目の会合は4月19日に予定されているが、開催地はマスカットではない可能性もあると示唆した。
「次の会合では、交渉議題に入ろうとするつもりだ。もちろん、それにはスケジュールも併せて提示する」
と彼は述べ、「本物の交渉」開始に向けた計画を早期にまとめることができるよう期待を示した。
土曜日の夜、大統領専用機エアフォースワンの中で記者団に対して、ドナルド・トランプ大統領は、テヘランとの交渉は「うまくいっている」と述べた。
「何も問題は起きていない。だから、それについて話すのは好きではない。しかし、うまくいっている。イラン情勢はかなりうまくいっている」President Donald Trump
一方、ホワイトハウスは、テヘランが間接的な協議を主張しているにもかかわらず、ウィトコフがアラクチと直接会談したことを強調し、
「直接的なコミュニケーションは、相互に有益な結果を得るための前進である」
と述べた。
ウィトコフ氏は、トランプ大統領の側近であり、アメリカとモスクワの交渉を主導する人物で、また、地域外交においても重要な役割を果たしている。
大統領が就任する前から、ウィトコフ氏はイスラエルを説得し、ガザ地区の停戦に同意させた
ことで知られている。
次回のイランとの交渉は4月19日に予定されている。
双方とも慎重ながらも楽観的な見方を示しているが、アナリストは依然として大きな課題が残っていると指摘している。
イラン当局は大幅な譲歩に公然と反対しているが、トランプ大統領は交渉担当者に対して2か月の期限を与え、交渉が失敗に終わった場合は軍事行動も辞さないと警告したと伝えられている。
以上。
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