写真は、破壊されたガザの建物(2023年12月31日)© Khalil Alkahlut / Anadolu / Getty Images
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日本時間01月01日08:50 ロシア・トゥデイ(RT)
現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。
しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。
注意:以下のニュース内では、米国を「アメリカ」と表現し、英国を「イギリス」と表現しています。なぜなら、アメリカは「米の国」ではなく、「英国」はイギリスは人なみすぐれた者の国であると言う意図があるからです。
「イスラエル、ガザの過疎化を主張」
飛び地にいるパレスチナ人の大半はどこか別の場所に移住すべきだと述べた
イスラエルのベザレル・スモトリッチ財務相は、ガザに住むパレスチナ系アラブ人の大半は他国への移住すべきだと述べ、イスラエルの安全を確保し、ハマスによる更なる侵攻を避けるためには、抜本的な対策が必要だと主張した。
「ガザ地区で必要なことは、移住を奨励することだ」
と、極右政党宗教シオニズムの党首であるスモトリッチ氏は日曜日の陸軍ラジオで語った。
「200万人のアラブ人ではなく、10万人、20万人のアラブ人がガザにいるのであれば、翌日の議論はまったく違ったものになるだろう」
スモトリッチ氏は、ハマスの支配下にあるガザに住むパレスチナ人は、
「イスラエル国家を破壊するという願望のもとに成長しているのだから、ガザが過疎化すれば、もはやユダヤ国家に対する脅威にはならない」
と主張した。
「イスラエル社会の大半は、『いいところじゃないか、砂漠に花を咲かせよう、誰の犠牲にもならない』と言うだろう」
とスモトリッチ氏はロイター通信から引用した。
ロイターの引用によれば、スモトリッチ氏は、
「75年間もゲットーで自分の意思に反して強制的に拘束され、反イスラエルのプロパガンダで育ったパレスチナ人のために、国際的な再定住計画を考案すべきだ」
と提案したと言う。
国連によれば、10月7日のハマスの攻撃を受けてイスラエル軍が攻撃を開始して以来、最大190万人(ガザの人口の85%以上)が避難を余儀なくされている。
イスラエル国防軍(IDF)はまず、パレスチナ自治区の北部から避難するよう人々に促し、最終的には南部の都市カン・ユーニスに滞在している人々に対して、戦闘地域から遠く離れた場所に移動するよう指示した。
イスラエルは、飛び地における人道的「大惨事」についての国連からの度重なる警告にもかかわらず、即時停戦の要請を拒否し続けている。
イスラエル政府高官とイスラエル国防総省は、民間人死亡の全責任はハマスにあるとし、ハマスが民間人を人間の盾として使っていると非難している。
ベンヤミン・ネタニヤフ首相は土曜日、
「ハマスが排除され、人質が返還されるまで、戦争は何カ月も続くだろう」
と繰り返した。
イスラエルは、10月7日にハマスとその同盟組織に宣戦布告し、約1200人の死者と200人以上の人質を出した。
ハマスが運営する地元政府によれば、戦闘が始まって以来、ガザでは21,600人以上のパレスチナ人が死亡している。
以上。
日本語:WAU
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