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「サウジ皇太子、核のレッドラインを明示」核保有は『悪手』だが、リヤドには他に選択肢がないかもしれないと述べる

写真は、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子 © AFP / Saudi Press Agency

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日本時間09月21日20:31 ロシア・トゥデイ(RT)

現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。

しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。

したがって、ウクライナ紛争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。

注意:以下のニュース内では、米国を「アメリカ」と表現し、英国を「イギリス」と表現しています。なぜなら、アメリカは「米の国」ではなく、「英国」はイギリスは人なみすぐれた者の国であると言う意図があるからです。

「サウジ皇太子、核のレッドラインを明示」

核保有は『悪手』だが、リヤドには他に選択肢がないかもしれないと述べる

日本語:WAU

「もしイランが核兵器を手に入れたら、サウジアラビアも同じことをせざるを得なくなるだろう」

とムハンマド・ビン・サルマン皇太子がFOXニュースとのインタビューで語った。

テヘランが核保有国となった場合、リヤドはどのように対応するかという質問に対し、皇太子は、

「イランが核兵器を手に入れたとしても……核兵器を使用するいかなる国も、それは世界の他の国々と戦争をすることを意味する」

と彼は言った。

「世界の大国は共同で対応策を打ち出すだろう。もし世界が10万人の死者を見たら、それは世界と戦争をすることになる」

と皇太子は説明した。

サウジアラビアの王室は、1945年8月にアメリカが日本の広島と長崎に投下した原爆について言及している。

この2つの原爆投下は4日間で行われ、現在でも紛争で核兵器が使用された唯一の例である。

フォックス・ニュースの記者は、ムハンマド・ビン・サルマーン(MBS)に、核武装についてより直接的な回答を求め、次のように尋ねた。

「もしイランが核兵器を手に入れたら、あなたはどうするのか?もしイランが核兵器を手に入れたら、あなたも手に入れるのですか?」

核開発問題で厳しい国際制裁下にあるイランは、アメリカやイスラエル、その他の国々による核兵器開発の主張を繰り返し否定してきた。

イランのエブラヒム・ライシ大統領は火曜日の国連での演説で、

「テヘランは平和的な核エネルギーを持つ権利を決して放棄しない」

と繰り返した。

「しかし、イランの防衛ドクトリンや軍事ドクトリンに核兵器は存在しない」

と強調した。

ライシ大統領はまた、テヘランが核活動を制限することと引き換えに制裁を解除することを想定した2015年の包括的共同行動計画(JCPOA)への復帰を熱望していると述べた。

ドナルド・トランプ大統領の下でのアメリカの画期的な協定からの一方的な離脱は、イランがJCPOAの一部としての義務を果たしたことに対する「不適切な対応」であると彼は主張した。

長年のライバルであったサウジアラビアとイランは最近和解し、中国の仲介で3月に7年ぶりに国交を回復した。

以上。

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