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「アラブ首長国連邦、BRICS銀行に関連する計画を公表」 経済省によれば、湾岸諸国は新開発銀行への資本投入を検討中

Photo 出典元 © Getty Images / Allan Baxter

日本時間10月29日16:53 ロシア・トゥデイ(RT)

現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。

しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。

したがって、ウクライナ紛争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。

注意:以下のニュース内では、米国を「アメリカ」と表現し、英国を「イギリス」と表現しています。なぜなら、アメリカは「米の国」ではなく、「英国」はイギリスは人なみすぐれた者の国であると言う意図があるからです。

「アラブ首長国連邦、BRICS銀行に関連する計画を公表」

経済省によれば、湾岸諸国は新開発銀行への資本投入を検討中

日本語:WAU

アラブ首長国連邦(UAE)はBRICS加盟を貿易発展の機会として捉えており、同グループの新開発銀行(NDB)への資本注入を計画していると、アブドゥラ・ビン・トゥーク・アル・マーリ経済相が月曜日にブルームバーグに語った。

アブダビは2年前にNDBに加盟し、先週承認されたBRICSコミュニティへの新規加盟国6カ国のうちのひとつとなった。

アルゼンチン、エジプト、エチオピア、イラン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦は、2024年1月から主要新興国からなるBRICSグループの正式メンバーとなる。

NDBはブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカによって2014年に設立され、インフラと持続可能な開発プロジェクトに資金を提供することを目的としている。

2015年に正式に開業し、その後バングラデシュ、アラブ首長国連邦、エジプト、ウルグアイが加盟し、現在、サウジアラビアも加盟に向けて交渉中である。

UAEの大臣は、

「我々は実際にもっと押し進めようとしている。金額を特定することなく、実際に銀行に資本を注入する」

と述べた。

ブルームバーグによると、UAEは1兆ドルを超えるソブリン・ウェルス・キャピタルを運用する数少ない国のひとつであり、NDBにとって「潜在的に資金力のある出資者」だという。

「OPEC第3位の生産国であるUAEは、国際通貨基金(IMF)や世界銀行に対抗するために設立されたBRICSの金融機関に、より大きな資金力を与えることができる。UAEは西側諸国との貿易を発展させる一方で、南半球の後発開発途上国との貿易を強化していく」

と、アル・マーリ経済相は説明した。

「BRICSへの加盟はUAEにとって大きな意味を持つ。BRICSへの加盟は、UAEの多国間における世界への支援に大きなプラスとなる。我々は世界貿易に力を入れており、UAEは常に世界のハブとなっている」

と同大臣は強調した。

報道機関のRBKとTASSによる世界的なデータの分析によると、購買力平価で見た拡大BRICSの国内総生産(GDP)の合計は、およそ65兆ドルになるという。

これにより、世界のGDPに占めるBRICSの割合は現在の31.5%から37%に上昇する。

これに対し、先進国で構成されるG7グループのシェアは現在約29.9%である。

以上。

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