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ロシア・トゥデイ(RT) 「ロシアは中国の『ウクライナ紛争和解案』について議論前」

写真は、モスクワで行われた記者会見に出席したロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官 © Sputnik / ロシア外務省

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日本時間02月23日 01:51 ロシア・トゥデイ(RT)

注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたNATO擁護側から発信されているもの に限られていると言ってよいでしょう(フェイクニュースも少なくありません)。

しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのか、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する事が賢明だと思います。 特に我が国の外交に関わる問題は、状況を誤ると取り返しの付かない損害をもたらすことになりかねません。

従って、ウクライナ紛争が続いている間は、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する国々のニュースや論説などを全面的に紹介します。

「ロシアは中国の『ウクライナ紛争和解案』について議論前」

両国のトップ外交官:ウクライナ危機の「根本原因」について考えを交換した

日本語:WAU

22日、ロシアのラブロフ外相と中国の王毅国務委員は、ロシアとウクライナの間で進行中の紛争に対する北京の平和案についてはまだ議論しなかったと、同省報道官のマリア・ザハロワ氏が記者団に語った。

「中国のパートナーは、ウクライナ危機の根本的な原因についての考えと、その政治的解決へのアプローチについて説明した。具体的な『計画』についての話し合いはなかった」

と付け加えた。

王毅氏は先週のミュンヘン安全保障会議で初めて「和解提案」に言及した。

「我々はウクライナ危機の政治的解決について中国の立場を打ち出す」

と発表した。

王毅氏はまた、特定の政党を名指しすることなく、

「一部の勢力が和平交渉の実現を望んでいないかもしれないことを知っている」

と警告した。

加えて、中国外交部の王文斌報道官も月曜日の記者会見で、和平提案についてコメントした。

「国際社会は、誰が対話を求め、平和のために努力しているのか、誰が炎をあおり、対立を煽っているのか、十分に認識している」

と外交官は述べ、米国に対し、ウクライナ紛争でこれまで果たしてきた役割を「真剣に反省する」よう促した。

火曜日、中国の張俊国連大使は、この紛争に関する中国の一貫した見解を記した「ポジションペーパー」が、

「数日以内に発表されるだろう」

と述べている。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、火曜日の記者会見で、この計画について、多くの国家に支持された独自の「和解の方式」があるとコメントした。

ゼレンスキー氏は、11月のG20サミットで同氏が提示したいわゆる「10項目の平和計画」のことを指しているようだ。

ロシアのプーチン大統領は19日、ロシア政府は、北京が国内課題の項目を完了すれば、中国の習近平国家主席の訪問を期待していると述べた。

プーチン大統領はさらに、

「われわれは、対面での会談が実現することを想定しており、それによってわれわれの関係はさらに強まるだろう」

と述べた。

以上。

「ロシア・トゥデイ(RT)について」

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