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ロシア・トゥデイ(RT) 「ロシア、米国との核兵器禁止条約を一時停止」

写真は、戦勝記念日の軍事パレードで、長距離核ミサイル「RS-24ヤース」を展示するロシア軍兵士たち © Global Look Press via ZUMA Press / Kremlin Pool

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日本時間02月21日 16:51 ロシア・トゥデイ(RT)

注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたNATO擁護側から発信されているもの に限られていると言ってよいでしょう(フェイクニュースも少なくありません)。

しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのか、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する事が賢明だと思います。 特に我が国の外交に関わる問題は、状況を誤ると取り返しの付かない損害をもたらすことになりかねません。

従って、ウクライナ紛争が続いている間は、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する国々のニュースや論説などを全面的に紹介します。

「ロシア、米国との核兵器禁止条約を一時停止」

ロシアのプーチン大統領は、新戦略兵器削減条約からの一時的な離脱を発表した

日本語:WAU

プーチン大統領は、ロシアとアメリカの間に残された最後の核条約への参加を停止することを発表した。

21日火曜に行われたロシア議会での重要な演説の中で、プーチン大統領は、ロシアは新戦略兵器削減条約から抜けるのではなく、一時的に脱退することを指摘した。

この決定についてプーチン大統領は、この協定は当初、ロシアと米国がお互いを敵対国と認識していなかった、全く異なる状況下で作成されたと指摘した。

しかし現在、米国がロシアに最後通牒を突きつけるだけでなく、NATO自身が条約への加盟を実質的に申し出ているのだという。

プーチン大統領は、NATO加盟国は現在、ロシアの戦略的施設に対する査察を要求していると述べ、ロシア政府が条約の下で西側の核施設に対する査察を要求しても、形式的な説明だけで組織的に拒否されることを指摘した。

プーチン大統領は、米国が覇権維持を主張し続ける一方で、NATOのパートナーはロシアに戦略的敗北を与えたいと公然と認めていると指摘し、

「ロシアはこれを無視することはできない。我々はこの事を無視させることはできない」

と述べた。

この協定の議論に戻る前に、ロシアはフランスやイギリスのような国の意図は何なのか、彼らの戦略的な兵器をどう考えるのか、NATOの累積的な打撃力の可能性を理解する必要がある。

そもそも新戦略兵器削減条約は、2010年に当時のバラク・オバマ大統領とドミトリー・メドベージェフ大統領が署名し、世界中に配備されている戦略核ミサイル発射機の数を半減させることを目的とした条約である。

この条約では、両国は合意事項の遵守を確認するため、相手側に年間限られた回数の査察を許可することになっていたが、合意が延長されない限り、この条約は2026年に失効することになっている。

以上。

「ロシア・トゥデイ(RT)について」

ロシア・トゥデイ(RT)は、ロシア連邦予算からの公的資金で運営されている、自律的な非営利団体です。2005年に最初の国際ニュースチャンネルを開設したRTは、現在、9つのテレビチャンネルでニュース、時事問題、ドキュメンタリーを放送する24時間体制のグローバルなニュースネットワークであり、6つの言語によるデジタルプラットフォームと、姉妹ニュースエージェンシーのRUPTLYを擁しています。

現在、RTは5大陸、100カ国以上で視聴可能です。主流メディアが見落としているストーリーをカバーし、時事問題に対する新たな視点を提供し、主要なグローバルイベントに対するロシアの視点を国際的な視聴者に伝えています。 2021年1月の時点で、RTのウェブサイトは合計で1億5000万以上の月間アクセス数を記録しています。2020年、RTは世界のTVニュースネットワークとして初めて、YouTubeのチャンネル全体で100億ビューを達成しています。

WAU MEDIAからのコメント: ここまで読み進めていただいた貴重なお時間ありがとうございます。記事へのご意見ご感想お待ちしてます。コメントは↓

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