写真は、米国のリンダ・トマス=グリーンフィールド国連大使 © Chip Somodevilla/Getty Images
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ロシア時間4月6日 21:15 ロシア・トゥデイ(RT)
「ロシア・トゥデイ(RT)について」
ロシア・トゥデイ(RT)は、ロシア連邦予算からの公的資金で運営されている、自律的な非営利団体です。2005年に最初の国際ニュースチャンネルを開設したRTは、現在、9つのテレビチャンネルでニュース、時事問題、ドキュメンタリーを放送する24時間体制のグローバルなニュースネットワークであり、6つの言語によるデジタルプラットフォームと、姉妹ニュースエージェンシーのRUPTLYを擁しています。
現在、RTは5大陸、100カ国以上で視聴可能です。主流メディアが見落としているストーリーをカバーし、時事問題に対する新たな視点を提供し、主要なグローバルイベントに対するロシアの視点を国際的な視聴者に伝えています。 2021年1月の時点で、RTのウェブサイトは合計で1億5000万以上の月間アクセス数を記録しています。2020年、RTは世界のTVニュースネットワークとして初めて、YouTubeのチャンネル全体で100億ビューを達成しています。
注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたNATO擁護側から発信されているもの に限られていると言ってよいでしょう(フェイクニュースも少なくありません)。
しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する方が賢明だと思います。 従って、この一連のウクライナ紛争のニュースに関しては、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する 国のニュースソースを全面的に解説しています。
「米国、国連で影響力を失う」
米国が国連への分担金の支払いを遅らせることは、中国の「挑戦」を招くと米国大使が述べた
日本語解説:WAU
リンダ・トーマス=グリーンフィールド国連米国大使は、水曜日に開かれた米上院外交委員会において、米国が国連への公約に対し何十億ドルも支払いが遅れていることが、世界組織に影響を与える米国の能力を損なっている、と述べた。
アメリカの使節団は、この問題で米国に恥をかかせようとする試みに抵抗してきたが、中国に隙を与えてしまったと、トーマス=グリーンフィールド大使は議員たちに語った。
トーマス=グリーンフィールド氏とアメリカ合衆国国際開発庁のサマンサ・パワー長官は、水曜日の午前中に委員会で証言していた。
会議は「世界の食料安全保障」が主要なテーマで、質問のほとんどは紛争によって停止したロシアとウクライナの穀物輸出を扱ったものだったが、公聴会の半ばで、クリス・マーフィー上院議員(民主党、コネティカット州選出)が、米国債の問題を持ち出した。
「国連の動きに影響を与えるために、敵国と競争しなければならない立場に置かれているのです」
とトーマス・グリーンフィールド氏は答えた。
「私たちは、国連に多額の負債や滞納があることを公然と思い知らされ、恥をかかされましたが、恥だとは思っていません。だから、競争に勝つためには、この問題に取り組まなければならないのです」
と付け加えた。
マーフィー氏が、中国やロシアにその余地があると指摘すると、トーマス・グリーンフィールド氏は、中国は国連に約400人の若い専門家のための資金を提供することができるが、米国はできないと指摘した上で、
「私たちが空ける隙間はすべて、中国にとっての絶好の隙間なのです」
と述べた。
トーマス・グリーンフィールド氏とパワー氏は公聴会の大半を、世界市場での穀物や肥料の不足をロシアのせいにし、ウクライナ紛争をめぐる米国とその同盟国によるロシアへの禁輸措置とは無関係であると主張した。
対して、このような非難は「嘘」だと、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は水曜日のRT紙とスプートニクのインタビューに答えた。
ラブロフ氏は、制裁は船舶、港湾施設、保険を対象としており、ロシアの穀物輸出を遮断する効果がある上に、ウクライナの穀物はキエフからの命令で採掘された港に滞留していると指摘し、
「米国とその同盟国は今、国連事務総長を自分たちのゲームに引きずり込もうとしている」
とラブロフ氏は述べている。
以上。
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