写真は、日本の港に停泊中の液化天然ガスタンカー © AP Photo / Koji Sasahara
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ロシア時間7月6日18:49 RIAノーボスチ
「RIAノーボスチ・ロシア国際通信について」
RIAノーボスチ・ロシア国際通信は TASS や Interfax と並んで、ロシアで最も重要な報道機関の一つと言われています。 2013年12月9日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチン氏の『国家マスメディアの効果を改善するためのいくつかの措置について』という法令により、RIA Novostiメディアグループは正式に解散しましたが、代わりにロシヤ・セゴドニャ国際メディアグループ(Rossiya Segodnya)が設立され、引き続きRIAノーボスチのブランドを使用することになりました。
それ以来、RIAノーボスチは、ロシアと海外のあらゆる主要な出来事について、正確で最新の情報を視聴者に提供し続けていると言います(詳細:ロシア語」
注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたNATO擁護側から発信されているもの に限られていると言ってよいでしょう。 中にはフェイクニュースも少なくありません
しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する方が賢明だと思います。 特に我が国の外交に関わる問題は、状況を誤ると取り返しの付かない損害をもたらすことになりかねません。
従って、この一連のウクライナ紛争のニュースに関しては、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する国々のニュースソースを全面的に解説しています。
「日本、ロシアのガスに代わるもの見いだせず、選択の余地なし」
日本の商船三井の橋本社長は、ロシアのガスに代わるものはないと述べた
日本語解説:WAU
7月6日、日本の大手運送会社、商船三井の橋本武社長は、英フィナンシャル・タイムズ紙に対し、
「日本はロシアからガスを購入する以外に選択肢がない。日本はエネルギー価格の高騰と原子力発電の能力に限界があるため、ロシアのLNGの輸入をあきらめることはできない」
と語った。
橋本氏はまた、日本が長期契約の下でロシアから比較的安価に購入しているガスは、基本的な電力需要を満たすために必要であることを強調した。
「現在、LNGと石炭のスポット価格はかなり高く、これが日本がロシア産LNGの供給を諦めたくない理由の一つです」
と橋本氏は結論付けた。
橋本武氏
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同紙は、日本のガス輸入量に占めるロシアからの供給量の割合は約10%であることを指摘している。
6月30日、プーチン大統領はサハリン2に関する政令に署名し、サハリンエナジー・プロジェクトのオペレーター(ガスプロム、シェル、三井、三菱の合弁会社)は、ロシアの新しい法人に置き換えられ、同社の財産はロシアのものとなる。
これにより、ガスプロム・サハリン・ホールディングと新会社は、事業者の資本金を受け取ることになる。
外国人株主は、サハリンエナジー社で保有していた株式と同等の株式を取得する。
各社は1ヶ月以内にロシア政府に受け入れの承諾を通知する必要があると言う。
これに先立ち、日本の読売新聞の読者は、ロシアの安全保障理事会のドミトリー・メドベージェフ副議長による、日本がロシアの石油とガスを取り上げられると言う可能性に怯えたと言う。
読売新聞のコメンテーターたちは、エネルギー資源がないのは困るので、日本政府にロシアに「直ちに謝罪」し、次のように関係を回復するよう求めている。
「わが国はNATOの一員でもなければ、ウクライナ紛争の当事者でもない。それにもかかわらず、岸田首相は自らの困惑を理由に、その結果を少しも考えずにロシアを非難し、処罰している。
本当に日本の利益を考えるのであれば、はっきりと言わなければならない。我々がロシアに対して経済制裁をすることに何の利益もない。
直ちにロシアに誤った判断だったことを謝罪し、関係を回復すべきである。問題は、日本が一方的に制裁を加えていることだが、そうであってはならない。
岸田は日本の将来を危うくしている。ロシアを困らせ、刺激するために、わざわざ過ちを犯した。円安、エネルギーや食料の価格高騰は岸田内閣のせいだ」
と読者は結論づけた。
先週末、岸田文雄首相は、G7諸国がロシアの原油価格の上限を現在の半値に設定する方針であることを明らかにした。
メドベージェフ副議長はテレグラム・チャンネルでこれに反応し、この場合、日本はロシアからエネルギーを受け取れず、サハリン2プロジェクトへの参加も忘れるべきと述べていた。
以上。
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