写真は、デジタル開発担当・大統領特使のドミトリー・ペスコフ氏 © RIA Novostiフォトバンク / Grigory Sysoev
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ロシア時間6月9日07:30 RIAノーボスチ
「RIAノーボスチ・ロシア国際通信について」
RIAノーボスチ・ロシア国際通信は TASS や Interfax と並んで、ロシアで最も重要な報道機関の一つと言われています。 2013年12月9日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチン氏の『国家マスメディアの効果を改善するためのいくつかの措置について』という法令により、RIA Novostiメディアグループは正式に解散しましたが、代わりにロシヤ・セゴドニャ国際メディアグループ(Rossiya Segodnya)が設立され、引き続きRIAノーボスチのブランドを使用することになりました。
それ以来、RIAノーボスチは、ロシアと海外のあらゆる主要な出来事について、正確で最新の情報を視聴者に提供し続けていると言います(詳細:ロシア語」
注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたNATO擁護側から発信されているもの に限られていると言ってよいでしょう。 中にはフェイクニュースも少なくありません
しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する方が賢明だと思います。 特に我が国の外交に関わる問題は、状況を誤ると取り返しの付かない損害をもたらすことになりかねません。
従って、この一連のウクライナ紛争のニュースに関しては、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する国々のニュースソースを全面的に解説しています。
「ロシア・ペスコフ大統領特使:世界はグローバリゼーションから『島国化』へと移行しつつある」
日本語解説:WAU
6月9日、ロシア政府のデジタル開発に関する大統領特別代表のドミトリー・ペスコフ氏は、
「今後数年間で、世界はグローバリズムの風化と『島国化』に陥り、こうした状況下でロシアは技術的主権を獲得する必要がある」
と表明した。
「島国化というのが、今後もっとも考えられるシナリオです。グローバリズムの終焉と20世紀の世界安全保障システムの終焉は、ほぼ確実である。グローバルな規模で技術市場の再起動、技術標準の国有化、重要物資の生産の再ローカル化が進むだろう」
とペスコフ氏はRBCのコラムに書いている。
このような状況では、すべての主要な経済圏が自国の食料と医薬品を生産したいと思うようになる、と特使は言う。
「これが今、世界規模で起きていることなのだ」
と同氏は付け加えている。
また、ペスコフ氏は、今後10年間でロシアは独自の「島」を建設するシナリオで「技術的主権」を確立しなければならず、同じことが米国や中国にも待ち受けていると指摘した。
さらに、グリーンアジェンダへの対応、独自の技術経済圏の構築、農業輸出パッケージ、アジア諸国との新世代の輸送物流回廊、グローバルセキュリティの輸出、人的資本の対応など、ロシアは現在いくつかの大きな課題に直面していると特別代表は述べている。
また、
「今日の現実において、認知に関する問題に取り組むことなしにテクノロジーに関わることは無意味であり、それは『本当に必要なものと外部からの押し付けを切り分ける』自分自身の分析能力を持つことを意味する」
と付け加えた。
つまり、技術主権は、安全保障、エネルギー、食糧の自給、必要物資の確保、交通の整合、情報生産、生産手段へのアクセスに役立つはずだとペスコフ氏は言う。
以上。
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翻訳者からのコメント:
ここまで読み進めていただいた貴重なお時間ありがとうございます。記事が面白いと思っていただきましたら、是非、SNSにシェアお願いします。