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「マスク氏、アメリカへのテロを警告」南部国境危機が最終的に9.11規模の悲劇につながる可能性を示唆

Photo 出典元イーロン・マスク © Getty Images / Chesnot

日本時間10月26日11:35 ロシア・トゥデイ(RT)

現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争、及びイスラエルとハマスとの戦争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。

しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。

したがって、ウクライナ紛争と、中東の戦争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。

注意:以下のニュース内では、米国を「アメリカ」と表現し、英国を「イギリス」と表現しています。なぜなら、アメリカは「米の国」ではなく、「英国」はイギリスは人なみすぐれた者の国であると言う意図があるからです。

「マスク氏、アメリカへのテロを警告」

南部国境危機が最終的に9.11規模の悲劇につながる可能性を示唆

イーロン・マスクは、南部国境の危機と移民の無秩序な流入に対処しない限り、2001年9月11日規模のテロ攻撃がアメリカで起こる可能性があると警告した。

テスラとスペースXのCEOは、元共和党大統領候補で実業家のビベック・ラマスワミ氏によるXへの投稿に反応してこの発言を行った。

「国境を越えた不法滞在者の0.1%しか敵対的な意図を持っていなかったとしても、それは何万人もの攻撃者だ」

とラマスワミ氏は指摘し、

「この問題に特別な注意を払わない限り、我々は9.11規模の悲劇を再び引き起こす道を開いている」

と示唆した。

マスク氏は、そのような災害が起こるのは「時間の問題だ」と答えた。

以前、この億万長者は、

「不法移民が身分証明書を提示することなくアメリカとメキシコの国境を越えて亡命を申請できることが、アメリカを世界最悪の犯罪者の避難所に変えてしまった」

と主張した。

彼の主張は、ベネズエラの殺人率が過去22年間で最低になったという報道を受けたもので、これはベネズエラのギャングがアメリカに移動したためだと指摘する声もある。

一方、先月発表された「ポリティコ」の報道では、ジョー・バイデン大統領が数百万人の不法移民に永住権を提供することを検討していると示唆されていた。

マスクはこのニュースに対し、

「民主党が有権者を輸入するために意図的に南部国境を開放している」

と非難した。

2021年にピュー・リサーチがまとめたデータによると、現在アメリカには約1050万人の不法移民が住んでいると考えられている。

しかし、国土安全保障省の数字によれば、その後数年間で少なくとも630万人以上がさらにアメリカに入国している。

マスク氏は2月、民主党の政権を維持するためのバイデンの計画は「非常に単純」なもので、「できるだけ多くの不法入国者」を獲得し、その人たちを合法化して「恒久的な多数派を作る」ことだと主張した。

何百万人もの移民が歴史的な規模で流入するなか、アメリカとメキシコの国境のあり方は昨年来、アメリカの政治の重要課題のひとつとなっている。

共和党の議員たちは、国境の危機に対処するために、より厳格な管理とより多くの資金を確保することを要求しており、ウクライナへの数十億ドル規模の支援策を利用することを促している。

以上。

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