写真は、2024年12月2日、アンカラ(トルコ)にてアラグチ外相@Getty Images / Arda Kucukkaya/Anadolu
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日本時間06月02日21:57 ロシア・トゥデイ(RT)
「テヘランは核保有を安全保障する」
イランのウラン濃縮活動は完全に平和的なものであるとアラグチ外相は主張した。
ドナルド・トランプ大統領がイランに濃縮能力の完全な廃棄を迫る中、アッバス・アラグチ外相は、イランは核プログラムの平和的性質に関して保証を与えるだろうと述べた。
アメリカとの核協議におけるテヘランのトップ・ネゴシエーターであるアラグチ氏は、月曜日にエジプトで行われた記者会見で、
「われわれは、核計画の平和的性質について、すべての側に保証する用意がある」
と述べた。
ホワイトハウスのキャロライン・リーヴィット報道官は日曜日に、アメリカのスティーブ・ウィトコフ中東特使がイランに、
「詳細で受け入れ可能な提案を送った」
と述べ、
「受け入れることが彼らの最善の利益になる」
と付け加えた。
彼女は、
「イランが核爆弾を持つことはありえない」
というトランプの立場を繰り返した。
テヘランはアメリカの提案を不公正なものであり、妥協に達する可能性は低いと見ている。
「イラン人は、このような現実離れした、空想的で一方的な文章を見て落胆した」
ロイターは月曜日、イランの高官外交官の話を引用して、イランはアメリカの提案を「却下」する構えだと書いた。
先月、トランプ大統領は、イランの核開発計画の「完全な解体」しか受け入れられないと述べ、アメリカは、たとえ民生用であっても、テヘランが自国のウラン濃縮を行えるようにすべきではないと主張しているが、アラグチ氏はこの条項をイランの主権を侵害するものとして退けている。
トランプ大統領は最初の大統領任期中に、イランが制裁緩和と引き換えに核活動の抑制に合意した2015年の共同包括行動計画(JCPOA)にテヘランが密かに違反していると非難し、アメリカを一方的に脱退させた。
テヘランはこの非難を退け、国内のウラン濃縮を徐々に強化している。
以上。
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