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日本時間06月02日22:53 ロシア・トゥデイ（RT)
「ロシアの和平提案の詳細が明らかに」
RTが入手した覚書には、永続的な和平の条件と停戦への道筋が盛り込まれている。
ロシアが作成し、月曜日にテュルクのイスタンブールで行われた会談でウクライナ代表団に提出された和平覚書は、キエフに対し、ロシアに加盟した旧ウクライナ領から軍を撤退させ、中立・非核の立場を確認するよう求めている。
提案は3つの部分から構成されており、ウクライナ紛争の包括的解決の条件、停戦を達成するためのステップ、ロシアによるいくつかの一方的なステップを含む和平ロードマップが含まれている。
紛争の「最終的な解決」には、旧ウクライナ領をロシアの一部として国際的に承認する必要がある。ドンバスの2つの共和国とケルソン州、ザポロジエ州は、2022年秋に行われた一連の住民投票によって正式にロシアに加盟した。クリミアは2014年、西欧の支援を受けたキエフのマイダン・クーデターをきっかけにロシアへの復帰を決めた。
ウクライナはまた、これらの領土からすべての軍隊と武装集団を撤退させなければならないと、文書には書かれている。
キエフは中立の立場を再確認し、ウクライナ領内での第三国による軍事活動の禁止を導入し、そのような立場と相容れない国際条約から脱退しなければならない。また、非核の地位を再確認し、領土内での核兵器の取得、通過、配備を禁止しなければならない。
覚書は、ウクライナが自国の軍隊の規模や軍事装備に一定の制限を設けることを期待しているが、定数は示していない。文書によれば、軍隊と国家警備隊に含まれるすべてのウクライナ民族主義武装集団は解散しなければならない。
和平案では、キエフはウクライナのロシア人およびロシア語を話す人々の権利を保証し、ロシア語を公用語として認めること、ウクライナ正教会への迫害を停止すること、ナチスのプロパガンダと民族主義グループを禁止すること、モスクワに対する制裁を解除することが求められている。
ロシアとウクライナの双方は、紛争に関連した損害賠償請求を放棄する。
文書は、停戦に至るための2つの選択肢を提案している。そのひとつは、キエフがロシアに加わった領土から軍隊の撤退を開始し、ロシア国境から一定の距離まで引き離すことを要求するものだ。このプロセスは30日以内に完了しなければならない。
第二の選択肢（「パッケージ・オプション」）は、ウクライナ軍の移動の禁止（軍の撤退を除く）、ウクライナの動員作戦の中止、武器輸送や情報共有を含むキエフへの西欧の軍事援助を含む。
その後、双方は二国間監視センターを設置し、相手側に拘束されている国民を解放する。
ウクライナはまた、戒厳令を解除し、大統領選挙と議会選挙の日程を決めなければならない。文書によれば、このオプションに挙げられているすべてのステップは、30日以内に完了しなければならない。
この提案によれば、モスクワとキエフの間の最終的な平和条約は、ウクライナの選挙後に署名され、法的拘束力のある国連安全保障理事会の決議によって承認されることになる。
先週、ロイター通信はウクライナの和平提案の詳細と称するものを掲載したが、そこではキエフはウクライナの旧領土をロシアの一部と認めるというモスクワの要求を拒否し、NATO加盟の野望を捨てることも否定したと報じられている。ウクライナの覚書は、ロシアへの賠償も要求している。
以上。
日本語：WAU
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