写真：東2024年10月2日、レバノン南部のカルケラに対するイスラエルの空爆後の煙の雲© Getty Images / Stringer/picture alliance
Photo： 出典元
日本時間10月05日18:08 ロシア・トゥデイ（RT)
ウクライナ紛争と中東の戦争：バイアスを超えて
世界的な紛争は、私たちの情報源に大きな影響を与えています。特にロシアとウクライナの紛争、およびイスラエルとハマスとの戦争については、我々が日本で入手する情報のほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えるでしょう。しかし、これらの紛争について客観的に理解するためには、当事者両方の主張を聞くことが重要です。
フェイクニュースの流布も問題ですが、我々は自己分析を行い、情報を適切に判断する能力を持っています。特に外交政策に影響を与える問題については、慎重なアプローチが求められます。誤った情報に基づいて判断を下すことは、国際的な関係において取り返しのつかない損失を招く可能性があります。
したがって、ウクライナ紛争と中東の戦争が続く限り、我々はロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説を積極的に紹介し、バイアスを超えて客観的な視点を持ち続けます。
「ハマスはイスラエルを『より大きな戦争』に巻き込みたいと考えている – NYT」
運動の指導者であるヤヒヤ・シヌワルは、西エルサレムがガザ地区での作戦に気を取られ、規模を縮小することを期待していると報じられている
ハマス指導者のヤヒヤ・シヌワルは、イスラエルをより広範囲にわたる地域紛争に巻き込みたいと考えていると、ニューヨーク・タイムズ紙が金曜日に報じた。
アメリカの情報筋を引用して伝えたところによると、彼らの評価によると、中東で「より大きな戦争」が起こると、西エルサレムは混乱し、イスラエル国防軍(IDF)に圧力がかかり、ガザ地区から他の戦線に焦点を移さざるを得なくなるという。
来週は、ハマスがイスラエルに奇襲攻撃を仕掛けてから1年目にあたる。
イスラエルはこれに対し、過激派グループに宣戦布告し、ガザ地区をほぼ完全に包囲した。
それ以来、イスラエルとハマスはカタールで停戦を仲介するための間接交渉を数回行っているが、今のところ成果は得られていない。
同紙の取材に応じた当局者によると、ハマスの新指導者シヌワルはイスラエルと「一切合意するつもりがない」とされており、交渉が近い将来に有意義な結果を生む可能性は低いという。
一部のイスラエル当局者はシヌワルが生存しているかどうか疑問視しているが、NYTの情報筋によると、アメリカにはその疑いを否定する証拠はないという。
情報筋によると、シヌワルは、この夏テヘランで暗殺された(イスラエルの犯行とされる)前任者のイスマイル・ハニーヤ氏よりもはるかに「融通の利かない」交渉人である。
また、シヌワルは、イスラエルが軍事的な焦点をイランとレバノンを拠点とするヒズボラに移すことを期待し、ハマスが再編成する機会を得ることを望んで、現在の戦闘段階から距離を置くことを選択したと伝えられている。
イランとヒズボラはともにハマスを支援しているが、両国の軍事介入は今のところ限定的である。
しかし、イスラエルが過激派グループに対する戦争の「新たな段階」を発表し、レバノンで地上作戦を開始したことで、ここ数週間で事態はエスカレートした。
イスラエルが西エルサレムからヒズボラの指導者ハッサン・ナスララを殺害したとされる事件が起こった後である。
これを受けて、イランは今週初めにイスラエルに対して大規模なミサイル攻撃を開始した。
ガザ地区におけるイスラエルの軍事作戦は「減速」しており、イスラエル国防軍は現在、その飛び地にわずかな拠点しか維持していないと、アメリカ政府高官がNYTに語った。
また、レバノン南部での戦闘はすでにイスラエルにとって困難であることが証明されているとし、戦闘が「激しさを増し続ける」場合、シヌワル氏の戦略が成功し、イスラエルに「全面戦争」をもたらす可能性があると予測した。
しかし、当局者は、その影響があまりにも深刻であるため、イランがユダヤ国家に対して本格的な戦争を仕掛けることはないだろうと疑っている。
「イランはナスララ殺害を恨むだろうが、彼らの選択肢は限られている。私は、イランがすぐにイスラエルと正面から対決するとは思わない」
と、アメリカ国防情報局の元局長であるスコット・ベリエ氏は報道機関に語った。
以上。
日本語：WAU
「ロシア・トゥデイ（RT)について」
「RT（ロシア・トゥデイ）」は、ロシア連邦予算からの公的資金によって運営される、自律的で非営利団体です。2005年に最初の国際ニュースチャンネルを開設して以来、現在では、9つのテレビチャンネルによる24時間体制のグローバルなニュースネットワーク、6つの言語で提供されるデジタルプラットフォーム、姉妹ニュースエージェンシーであるRUPTLYを含む、多岐にわたるメディアプラットフォームを展開しています。
RTは、5大陸、100カ国以上で視聴可能であり、メインストリームメディアが取り上げないストーリーや、時事問題に対する新たな視点、ロシアのグローバルイベントに対する独自の視点を提供しています。2021年1月現在、RTのウェブサイトは月間アクセス数が1億5000万以上となり、2020年には世界のTVニュースネットワークとして初めて、YouTubeのチャンネル全体で100億ビューを達成しました。
WAU MEDIAからのコメント： ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。この記事についてのご意見やご感想をお聞かせいただけますと幸いです。コメント欄は下記にございます。
