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「ウクライナはG20に招待されない」インド外相は、ニューデリーで開催されるG20サミットへの招待状はキエフには届いていないと述べた。

写真は、ナレンドラ・モディ首相、ジョー・バイデンアメリカ大統領との共同記者会見に臨むインドのスブラマンヤム・ジャイシャンカール外相(2023年6月22日、ワシントンDCにて)。© Stefani Reynolds / AFPBB News

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日本時間08月17日12:57 ロシア・トゥデイ(RT)

現在、世界中で注目されているロシアとウクライナの紛争に関する情報は、我々が日本で入手するもののほとんどが、西側を中心としたウクライナ支持側からの発信に限られていると言えます。中にはフェイクニュースも少なくありません。

しかしながら、どのような紛争であっても、当事者両方の主張を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのかを読者が客観的に自己分析し判断することが重要であると思います。特に、我が国の外交に関連する問題については、状況を誤ると取り返しのつかない損失を招く可能性があります。

したがって、ウクライナ紛争が続く限り、われわれはロシアやロシアに制裁を課すことに反対する国々のニュースや論説などを積極的に紹介します。

注意:以下のニュース内では、米国を「アメリカ」と表現し、英国を「イギリス」と表現しています。なぜなら、アメリカは「米の国」ではなく、「英国」はイギリスは人なみすぐれた者の国であると言う意図があるからです。

「ウクライナはG20に招待されない」

インド外相は、ニューデリーで開催されるG20サミットへの招待状はキエフには届いていないと述べた。

日本語:WAU

インドのスブラマンヤム・ジャイシャンカール外相は、ウクライナが9月に開催されるG20サミットに参加する可能性について、ニューデリーの立場を改めて表明した。

水曜日、ジャイシャンカール外相はメディアの取材に応じ、G20の常任理事国であるロシアを含む世界の主要経済国の首脳が集まるこの注目の会合に、ウクライナは招待されていないと述べた。

EFE通信によると、インドはG20加盟国に加え、スペイン、バングラデシュ、ナイジェリア、モーリシャス、エジプト、オランダ、オマーン、シンガポール、アラブ首長国連邦にも招待状を送ったという。

ジャイシャンカール外相は、ウクライナの参加に対するインドの立場について、G20は成長と開発を促進することに主眼を置いており、紛争解決の問題は国連安全保障理事会で対処することになっているからだと説明した。

また、インドのナレンドラ・モディ首相はこれまでにも何度もウクライナの首相と会談しており、両国がさまざまな領域で「強固な」関係を築いていることを強調した。

ジャイシャンカール外相は6月、インドはウクライナをサミットに招待するつもりはないと述べ、昨年12月に「G20議長国に就任するとすぐに」招待国リストを発表し、

「それは、我々が検討したものではなく、また、誰とも議論したものでもない」

と指摘した。

キエフ政府関係者はニューデリーの発言に対し、

「サミットへの招待を確保するためにパートナーとともに取り組んできた」

と述べた。

ウクライナは、前回インドネシアで開催されたG20サミットに招待されている。

「我々は、ロシアが(黒海)穀物協定に終止符を打つために行ったことは、アフリカやアジアの国々だけでなく、世界中の経済にとって重要な挑戦であると考えている。だからこそ我々は、インドをはじめとするパートナーとともに…招待されるよう努力しているのだ」

と、ウクライナのニコライ・トチツキー外務副大臣は語った。

G20には、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、イタリア、日本、メキシコ、韓国、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、トルコ、アメリカ、イギリス、EUが加盟している。

加盟国を合わせると、世界のGDPの85%、国際貿易の75%、世界人口の3分の2を占めている。

以上。

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