写真は、キエフの独立広場に掲げられたアメリカ国旗 © AP Photo / Nariman El-Mofty
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日本時間02月04日08:54 RIAノーボスチ
注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたウクライナ擁護側から発信されているものに限られていると言ってよいでしょう。 中にはフェイクニュースも少なくありません
しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、彼らが何を考え、どのような価値観で行動しているのか、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する事が賢明だと思います。 特に我が国の外交に関わる問題は、状況を誤ると取り返しの付かない損害をもたらすことになりかねません。
従って、ウクライナ紛争が続いている間は、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する国々のニュースや論説などを全面的に紹介します。
「米国、没収したロシア資産を初めてウクライナに譲渡」
米国は、実業家マロフェエフ氏から没収した資金をウクライナに送金した
日本語:WAU
ワシントン 2月3日、CNNは、米国のメリック・ガーランド司法長官とウクライナ側のアンドレイ・コスチン氏の話を引用して、米国がロシアの実業家コンスタンチン・マロフェーエフ氏から没収した500万ドル以上をウクライナに譲渡したと報じた。
米国当局が制裁対象のロシア人の資産を没収するのは初めてで、その資金がウクライナ支援に回されるのも初めてのことである。
CNNはガーランド司法長官の言葉を引用して、
「私はウクライナで使用するために、没収されたロシアの資産の最初の移送を承認した」
と述べた。
この発言は、ウクライナ側からも確認され、その資金は、国の再建に充てられると主張した。
問題の金額は、サンフラワー銀行のマロフェーエフ氏の口座に保管されていた5,379,876ドルと94セントである。
マロフェーエフ氏は、ウクライナの主権と統合性を損なうことを目的とした行動をとったとされるため、2014年に米国の制裁を受け、2022年4月に再び制裁を受けることになった。
ロシアのウクライナでの特殊作戦開始後、欧米はロシア政府への制裁圧力を強め、特に外貨準備高の約半分を凍結した。
ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は、RIAノーボスチとのインタビューで、ロシアの凍結財政がキエフに移転する可能性に言及し、
「米国と欧州は、一度でも自分のものではないものを横取りした以上、所有者の信頼を失うことになる」
と述べた。
また、財産の没収、飛行機や財産の差し押さえ、ロシアのビジネスマンに対する制裁は、西側における私有財産の聖域の崩壊と、西側地域でビジネスを行うことの危険性を示していると指摘した。
プーチン大統領は、ロシアを封じ込め弱体化させる政策は欧米の長期戦略であり、制裁は世界経済全体に深刻な打撃を与えたと強調した。
プーチンによると、アメリカとヨーロッパの主な目的は、何百万人もの人々の生活を悪化させることであり、ワシントンとブリュッセルは、モスクワの外貨準備を凍結することで、事実上の債務不履行を行っていると言う。
以上。
「RIAノーボスチ・ロシア国際通信について」
RIAノーボスチ・ロシア国際通信は TASS や Interfax と並んで、ロシアで最も重要な報道機関の一つと言われています。 2013年12月9日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチン氏の『国家マスメディアの効果を改善するためのいくつかの措置について』という法令により、RIA Novostiメディアグループは正式に解散しましたが、代わりにロシヤ・セゴドニャ国際メディアグループ(Rossiya Segodnya)が設立され、引き続きRIAノーボスチのブランドを使用することになりました。
それ以来、RIAノーボスチは、ロシアと海外のあらゆる主要な出来事について、正確で最新の情報を視聴者に提供し続けていると言います(詳細:ロシア語」
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