写真は、2019年6月21日、オーストリア・ウィーンで開催されたイベント中のジョージ・ソロス氏 © AP / Ronald Zak
Photo 出典元
ロシア時間5月25日02:18 ロシア・トゥデイ(RT)
「ロシア・トゥデイ(RT)について」
ロシア・トゥデイ(RT)は、ロシア連邦予算からの公的資金で運営されている、自律的な非営利団体です。2005年に最初の国際ニュースチャンネルを開設したRTは、現在、9つのテレビチャンネルでニュース、時事問題、ドキュメンタリーを放送する24時間体制のグローバルなニュースネットワークであり、6つの言語によるデジタルプラットフォームと、姉妹ニュースエージェンシーのRUPTLYを擁しています。
現在、RTは5大陸、100カ国以上で視聴可能です。主流メディアが見落としているストーリーをカバーし、時事問題に対する新たな視点を提供し、主要なグローバルイベントに対するロシアの視点を国際的な視聴者に伝えています。 2021年1月の時点で、RTのウェブサイトは合計で1億5000万以上の月間アクセス数を記録しています。2020年、RTは世界のTVニュースネットワークとして初めて、YouTubeのチャンネル全体で100億ビューを達成しています。
注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が注目されていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたNATO擁護側から発信されているもの に限られていると言ってよいでしょう(フェイクニュースも少なくありません)。
しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する方が賢明だと思います。 従って、この一連のウクライナ紛争のニュースに関しては、敢えて、ロシアやロシア制裁決議に中立を表明する 国のニュースソースを全面的に解説しています。
「 ジョージ・ソロス、ダボス会議で『西側の社会と文明を救うためにロシアに迅速な勝利することが必要』と発言」
日本語解説:WAU
「ロシアがウクライナで速やかに敗北しない限り、西側諸国の文明を救うための気候変動への対処が間に合わない」
と、億万長者の金融家ジョージ・ソロス氏は24日(火)、ダボスで開催された世界経済フォーラムで語った。
彼はまた、ロシアと中国を、彼のコンセプトである開放的な社会に対する最大の脅威と呼んだ。
ロシアがウクライナに軍隊を送ったことは、
「第三次世界大戦の始まりかもしれず、我々の文明は生き残れないかもしれない」
とソロスは会議で語り、そこでの戦闘が止まったとしても、
「状況は決して以前のようには戻らないだろう」
と述べた。
ソロス氏は、「侵略」は、「開かれた社会と閉じた社会という、正反対の2つの統治システム」(前者は欧米、後者はロシアと中国)の争いの中で生じたものだという。
91歳のソロスは、ソ連崩壊後の1987年に年間3億ドルを使えるまでに富を増やし、東欧で設立した財団が「予想以上に成功した」と「興奮の日々」を回想した。
2001年の9.11テロ以降、流れが変わり始め、
「抑圧的な政権が台頭し、開かれた社会は包囲された」
とし、中国とロシアが最大の脅威となったと主張した。
しかしながら、ソロスはその戦いの行方を少々楽観視していた。ソロスによると、
「ロシア軍はウクライナで解放者として迎えられ、数日から数週間で勝利することを期待していたが、ウクライナは米国とNATOの支援で彼らを敗北させることができた。一方、中国の習近平は上海などでコロナのロックダウンを行い、その正統性を損ねた」
「しかし、本当に心配しているのは、ウクライナの紛争が環境問題に干渉すること、つまり、気候変動が不可逆的になる可能性があることだ」
「そして、戦争を早期に終結させるために、総力を結集しなければならない」
「我々の文明を維持するための最善かつおそらく唯一の方法は、できるだけ早くプーチンを倒すことだ」
と主張した。
一方、23日(月)には、ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官が、ロシアがヨーロッパを不安定にする「中国との永久同盟」に追い込まれる前に、今後2ヶ月でウクライナの和平を仲介するようダボス会議の参加者に呼びかけた。
98歳のキッシンジャー氏は、
「ロシアは400年もの間、ヨーロッパの重要な一部であった」
と指摘し、モスクワの「敗北」を求める人々に警告を発している。
写真は、2020年1月21日、ドイツ・ベルリンで行われたヘンリー・A・キッシンジャー賞の授賞式に出席した元米国国務長官で国家安全保障顧問のヘンリー・キッシンジャー氏。5月23日のダボス会議で語ったキッシンジャー氏は、ウクライナはロシアとの平和協定を結ぶために領土の放棄を受け入れるべきだと述べた。byアダム・ベリー/GETTY IMAGES
Photo 出典元
以上。
スポンサー広告
効く、感動。 夜と朝 使い分ける歯磨き粉
この記事の感想:
翻訳者からのコメント:
ここまで読み進めていただいた貴重なお時間ありがとうございます。記事が面白いと思っていただきましたら、是非、SNSにシェアお願いします。