写真は、2022年3月10日、トルコのアンタルヤで開催されたアンタルヤ外交フォーラムで会議に出席するトルコのメヴルト・カヴソグル外相、ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外相、ウクライナのドミトロ・クレバ外相。© Getty Images / Cem Ozdel
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ロシア時間3月10日 10:05 ロシア・トゥデイ(RT)
「ロシア・トゥデイ(RT)は、ロシア連邦予算からの公的資金で運営されている、自律的な非営利団体です。2005年に最初の国際ニュースチャンネルを開設したRTは、現在、9つのテレビチャンネルでニュース、時事問題、ドキュメンタリーを放送する24時間体制のグローバルなニュースネットワークであり、6つの言語によるデジタルプラットフォームと、姉妹ニュースエージェンシーのRUPTLYを擁しています。
現在、RTは5大陸、100カ国以上で視聴可能です。主流メディアが見落としているストーリーをカバーし、時事問題に対する新たな視点を提供し、主要なグローバルイベントに対するロシアの視点を国際的な視聴者に伝えています。
2021年1月の時点で、RTのウェブサイトは合計で1億5000万以上の月間アクセス数を記録しています。2020年、RTは世界のTVニュースネットワークとして初めて、YouTubeのチャンネル全体で100億ビューを達成しています」
日本語解説:WAU
「トルコ主催で行われたロシアとウクライナの外相会談」
「ロシアとウクライナはまだ停戦合意に至っていない」
とウクライナのドミトロ・クレバ外相は10日、トルコでロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と会談した後、記者団に語り、
「困難な会談であった」
と述べたと言います。
ラブロフ外相によると、ウクライナ政府は、現在進行中の二国間の敵対行為をどのように解決するかについて、ロシアの提案を検討するために招待されたといいます。
その際、「クレバ外相は、ウクライナはロシアの要求に応じるつもりはない」ことを繰り返したとラブロフ外相は言います。
ドミトロ・クレバ外相
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トルコの都市アンタルヤでのこの会合は、ベラルーシが主催した3回の会合が大きな進展なく終了している和平交渉とは別のものです。
ロシアのラブロフ外相は、
「この会合はベラルーシでの協議に代わるものではないと強調した。ウクライナ政府の目的は、外交面で最善を尽くしているとの印象を世界に与えることだ」
「彼らは常に、ニュースで大きく取り上げられるような新しい形式を考案することで、合意事項を実行するための実際の作業を代用しようとしている。クレバ氏が『停戦に合意していない』との発言を繰り返したことに驚きを隠せない。そもそも誰もここで交渉などしていなかったのだから」
と述べたと言います。
また、大統領レベルでの交渉開催の可能性についてラブロフ氏は、
「プーチン大統領は、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー氏と話すためだけに会談することはないだろう」
と述べたと伝えています。
セルゲイ・ラブロフ外相
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ロシアは2月下旬、ウクライナへの攻撃を開始しました。ドネツクとルガンスクの分離共和国との紛争を平和的に解決しようとする試みを、ウクライナが妨害し、NATO軍の受け入れを認めてロシアの国家安全を損ねたと非難ています。
ロシア政府は、ウクライナの非武装化と政府・軍内の過激な民族主義者の根絶が目的だと述べています。
ウクライナ政府とその西側支援者は、この攻撃をいわれのない侵略行為と呼びました。
米国とその同盟国は、ロシア経済を麻痺させる目的でロシア政府に厳しい制裁を課し、ウクライナへの武器供給を強化しているが、この紛争に軍事介入することは拒否していると、ロシア・トゥデイ(RT)は伝えています。
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注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が話題になっていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたNATO擁護側から発信されているもの に限られていると言ってよいでしょう。
しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する方が賢明だと思います。従って、この一連のウクライナ紛争のニュースに関しては、敢えて、ロシア側のニュースソースを全面的に解説しています。
以上。
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翻訳者からのコメント:
ここまで読み進めていただいた貴重なお時間ありがとうございます。記事が面白いと思っていただきましたら、是非、SNSにシェアしてくださいませ。