写真は、ウクライナ国家警備隊国際訓練センターでのウクライナ兵。©Pavlo Bagmut / Ukrinform / Future Publishing via Getty Images)
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ロシア時間3月9日 08:12 ロシア・トゥデイ(RT)
「ロシア・トゥデイ(RT)は、ロシア連邦予算からの公的資金で運営されている、自律的な非営利団体です。2005年に最初の国際ニュースチャンネルを開設したRTは、現在、9つのテレビチャンネルでニュース、時事問題、ドキュメンタリーを放送する24時間体制のグローバルなニュースネットワークであり、6つの言語によるデジタルプラットフォームと、姉妹ニュースエージェンシーのRUPTLYを擁しています。
現在、RTは5大陸、100カ国以上で視聴可能です。主流メディアが見落としているストーリーをカバーし、時事問題に対する新たな視点を提供し、主要なグローバルイベントに対するロシアの視点を国際的な視聴者に伝えています。
2021年1月の時点で、RTのウェブサイトは合計で1億5000万以上の月間アクセス数を記録しています。2020年、RTは世界のTVニュースネットワークとして初めて、YouTubeのチャンネル全体で100億ビューを達成しています」
日本語解説:WAU
「ロシア国防省、ウクライナ政府が3月にドンバス地区に大規模な攻勢を計画していたことを証明する機密文書の存在を公表」
ロシア・トゥデイ(RT)は、ロシア軍が捕獲したとされるウクライナの秘密文書は、ウクライナ政府が今月、分離した東部ドンバス地域に対する大規模な攻撃を計画していたとして、ロシア政府はそれを先取りして攻撃したと、ロシア国防省は宣言したと伝えています。
記事によると、ロシア国防省は水曜日に証拠とされるものを公表し、公開されたのは、ウクライナで撮影されたとされる6ページの画像のようです。
それらはウクライナ語で書かれ、公的書類の特徴を持った、ウクライナ国家警備隊の機密通信と思われると言います。
ロシア・トゥデイ(RT)は、この文書を独自に確認することはできなかったと伝えていますが、書類には、1月下旬、ウクライナ国家警備隊司令官ミコラ・バラン大佐が、少なくとも指揮下の一部の部隊に対し、分離したドネツクおよびルガンスク人民共和国に対して戦争を行うための能力を高めるよう命じたようだと述べています。
同省によると、記述には、2月28日を最終期限として、2月中に様々な準備を完了させる必要があったようで、この措置は、1月18日にヴォロディミル・ゼレンスキー大統領が出したとされる指示に基づいて命じられたものであると言います。
ウクライナ大統領府のウェブサイトには、ロシアで公開された文書に相応する文書は掲載されていないようですが、ロシア軍は、ウクライナ政府が3月中に反体制派に対する大規模な攻撃を計画していたことを明確に示す文書だとしています。
ミコラ・バラン大佐
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同司令官は、命令を遂行する際に危険を冒す能力を含め、兵士の精神状態に基づいて選別する必要性を強調していたようだと指摘しています。
ロシア国防省のイーゴリ・コナシェンコフ少将は2日の記者会見で、
「我々は、西側メディアが2月に流したウクライナ政権の声明をよく覚えており、(分離独立共和国の)軍事占領の計画はない、すべての問題を外交で解決すると彼らは主張していた。しかし、ウクライナ国家警備隊の秘密戦闘文書の原本は、これらの声明が虚偽であったことを決定的に証明するものである」
と述べています。
同省関係者は、ロシア軍の作戦はドネツクとルガンスクに対するウクライナの大規模な攻撃を先取りしたもので、同省は(彼らは)3月には始めていただろうと考えていると述べたと言います。
コナシェンコフ少将はまた、答えの出ない唯一の疑問は、西側諸国が計画に参加したとすれば、それはどの程度なのか?と付け加えています。
NATO諸国は何年も前からウクライナ国家警備隊を訓練し、武装させてきたとコナシェンコフ氏は述べています。
イーゴリ・コナシェンコフ少将
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ロシアが2月下旬にウクライナを攻撃したのは、2つの分離独立した地域を主権国家として承認し、武力で守ると約束した数日後のことです。
中でも、2014年以来続いている政府軍と反政府軍の敵対行為と、戦闘の中での民間人の死亡を止めるために攻撃することが必要だと主張しました。
ウクライナ政府とその外国人支援者は、ロシアの攻撃はいわれのないものだと述べ、米国とその同盟国は、結果として自国の経済が被る損害は、ウクライナを守るために支払う価値のある代償であるとし、ロシアに対して不自由な経済制裁を課していると、RTニュースは伝えています。
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注:現在、世界中でロシアとウクライナの紛争が話題になっていますが、我々が日本で入手する情報のほとんどは、欧米を中心にしたNATO擁護側から発信されているもの に限られていると言ってよいでしょう。
しかし、どのような紛争も、当事者両方の言い分を聞いて、読者が客観的に自身で冷静に分析し判断する方が賢明だと思います。従って、この一連のウクライナ紛争のニュースに関しては、敢えて、ロシア側のニュースソースを全面的に解説しています。
最近、国内のツイッターで、いわゆる保守派と呼ばれる方々が、まるで魔法にでもかかったようにロシア批判ばかりを連発されているのを見かけます。それは個人の自由ですからいいのですが、あまりにも西側諸国の発信する情報をそのまま何の疑いもなく、言わば盲目的に信じた上でご自分の考えを主張されているようです。これは正直、とても薄気味悪いです。
何故なら、それらの著名な方々は、一応世界情勢を、ちゃんと冷静に分析された上でお考えを発信されているんだと思っていましたが、引用欄にアメリカ民主党系(CNNなどのメジャーネットワーク)のプロパガンダ・ニュースをそのままコピペしているYahooニュース記事を引用してコメントされているのを見たりすると、「この人たちは完璧に洗脳されているのか?それとも確信犯なのか?」と思ってしまいます。
それは、なんとも表現し辛い感情ですが、直感的に「日本はもうだめかも・・・」と背筋が寒くなります。
以上。
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翻訳者からのコメント:
ここまで読み進めていただいた貴重なお時間ありがとうございます。記事が面白いと思っていただきましたら、是非、SNSにシェアしてくださいませ。