米国時間9月5日ニューヨークポスト
by キャシー・ギャノン
Kathy Gannon
AP通信パキスタン・アフガニスタン担当ニュースディレクター
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日本語解説:WAU
カブールにいるアメリカ人女性、タリバンがアフガニスタンに残されたアメリカ人を「狩っている」と発言!
California woman in Kabul says Taliban ‘hunting’ for Americans in Afghanistan
アフガニスタンで足止めされているカリフォルニア出身の妊婦が、米軍が撤退した今、タリバンがアメリカ人を「狩っている」と語っています。
この女性は、報復から身を守るためにファーストネームの「ナスリア」と名乗っていますが、今もアフガニスタンに足止めされている200人ものアメリカ人の一人です。
「私は家に帰れるのだろうか?ここで生きていけるのだろうか?ここで死ぬことになるのだろうか?と考えた日もありました」と、ナスリアは、金曜日に行われたボイス・オブ・アメリカのインタビューで語ったといいます。
彼女によると、アメリカが8月31日に軍の撤退を完了した後、タリバンは「アメリカ人狩り」を始めましたといいます。
「どうも、青いパスポートを持っている人がいないか、一軒一軒調べているようです」と彼女は語っています。
通称ナスリアさん(25歳)は、6月に家族を訪ね、アフガニスタン人の夫と結婚するためにアフガニスタンを訪れましたが、先月タリバンがカブールを占領した後、飛行機が取れなくなってしまったそうです。
Photo 出典元 シェキブ・ラフマニ/AP
ナスリアさんは、数千人のアフガニスタン人が逃げようとしたカーブル国際空港周辺の混乱した光景や、夫と一緒に飛行機に乗るために経験した危険な試練について語りました。
「飛行機に乗るだけでも大変だった」とナスリアは言います。「路上で寝なければならない日も何日かありました。文字通り、人を踏み倒していました。それほどひどい状況でした」。
最終的に国務省に連絡したところ、特定の場所に行けば避難便に乗せてくれると言われたそうです。
ナスリアは、「一時は空港に入る寸前までいったが、タリバンが介入してきました。私たちの飛行機は、文字通りゲートで私たちが歩き続けるのを待っていましたが、タリバンは私たちを妨害したのです」と語り、過激派の戦闘員たちは、パスポートを見せたにもかかわらず、彼女を先に進ませることを拒否したといいます。
「私が彼らを通り過ぎて全力で歩き始めたら、彼らが私の足のすぐそばで銃を撃ち始めて、戻ってこいと言われたこともありました。今の私にどんな希望があるというのだろう?」と彼女は語ったそうです。
Photo 出典元/サミュエル・ルイズ軍曹/アメリカ海兵隊/AP通信
彼女の夫は、彼女が一人で出国できるようタリバンに嘆願したが、彼女は夫を置いて出国することを拒否したそうです。
「私の子供には父親が必要で、私には夫が必要」とナスリアは語った模様。
以上。
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翻訳者からのコメント:
ここまで読み進めていただいた貴重なお時間に感謝いたします。